わが家のキッチン菜園続編、野菜くずが見事オシャレな観葉植物に【ご飯奮闘記】
こんにちは、母ちゃんライター高橋あんづです。さて、以前息子によって「だいこんめ」、「にんじんめ」と名付けられたわが家の再生野菜たちに関して、その後のご報告をしたいと思います。「この人サボテンも枯らすらしいし、どうせダメにしちゃってるでしょ」とお思いのそこのあなた、結果をどうぞご覧ください。
かわいい葉っぱが魅力的な人参
前回の記事はこちら
子どもと一緒に始めよう! 大根や人参を使ったキッチンガーデニングのすすめ!【ご飯奮闘記】
まずはこちら、人参からご紹介したいと思います。「にんじんめ」は小さくてかわいい葉っぱをにょきにょき生やし、今ではこんな姿になってくれました。いかがでしょう、がんばって再生してくれたのではないでしょうか。
入れ物をいろいろと試行錯誤してみたのですが、人参や大根に関しては透明な器よりも、陶器などの不透明なものの方が合うように感じました。根の部分が見えてしまうとどうしても「野菜くず」という印象になってしまうのですが、不透明の器に入れて野菜部分を隠してしまえばあら素敵、観葉植物と呼んでもいいほどオシャレに仕上がります。特に人参は葉っぱの形が可愛いので、器を工夫すればキッチンを素敵に演出してくれますよ。
注意していただきたい点としては、「ぬめり」が出やすいというところでしょうか。ぬめりを放置してしまうと元気がなくなったり、腐る原因になる場合も。できれば水を変える際、触ってぬめりをチェックしていただければと思います。ぬめっていた場合は優しく洗ってあげてくださいね。
手軽なうえに香りもグッド、お料理にも使える「三つ葉」
前回の記事のあと、追加メンバーとしてキッチンにデビューしたのがこの「三つ葉」ちゃん。三つ葉はもともと水耕栽培で育てられているため、再生野菜にもってこいなのだそうです。切り落とした根をスポンジがついたまま器に入れ、スポンジの半分程度まで水を入れておけばオーケー。この通り、キレイな青々とした葉を茂らせてくれました。
子どもたちも大好きなこの三つ葉。次男も三つ葉が大のお気に入りで、葉っぱに思い切り顔を埋めて喜んでいます。いい香りもするし、見た目もキレイ。さらに、わき芽がどんどん生えてくるので、お料理の彩りやちょっとした薬味に使うことも可能。あぁ、なんだかすごく、「キッチン菜園」って感じ
三つ葉はお日様に当てておくとぐんぐん水を吸うので、水の量には特に注意してあげたほうがいいかもしれません。また、人参や大根のようにこまめに株を洗う必要はないと感じました。私も当初は頻繁に株、特に根元を洗っていたのですが、切断面に水が溜まるとそこからグズグズ腐ってしまうのです。現在は三つ葉本体にはそれほど触れず、水を変える際にたまに容器を洗ってあげるだけですが、十分元気に育ってくれていますよ。
大根が見せてくれた、植物の持つ驚愕の生命力
最後にご紹介したいのが、大根・・・「だいこんめ」です。前回の記事のあと、葉の中心部からどんどん新芽を生やしてくれていた大根。さらにひと株増やしてみたのですが、そちらも順調に育っていました。そんなある日・・・
「あらぁ、こんなにたくさん葉っぱが茂ったわ いよいよ今夜お料理に使ってみようかしら、ウフフ・・・って、あれ なんじゃこりゃ」
と、よくよく根元を観察してみると、なんと、つぼみができているではありませんか 驚愕する私と長男。あのきれっ端の根っこでつぼみをつけるとは、あなおそろしや大根の生命力。その後、大根のつぼみはぐんぐん伸びていき、もはや写真に収めようとしても端がピンボケしてしまうほどに
大根は「アブラナ科」の植物ですが、根を食べるだけの生活を送っていた私にはあまりピンときていませんでした。ですがこの姿を見て納得、どう見てもこれは「アブラナ」ではありませんか。その後もぐんぐん伸びた大根は、愛らしい薄紫の花を子供たちに見せてくれたのち、静かに散っていきました・・・。
ありがとう、そしてさようなら、だいこんめ
わが家のキッチン菜園、いかがでしたでしょうか。普段は「くず」と呼ばれてしまう、野菜の残り部分たち。彼らが力強く再生していくさまはまるで、「俺たちもまだまだ、『捨てたもんじゃない』だろ」と私たち親子に訴えているようでした。
大根は残念ながら枯れてしまったので最終的には“さようなら”したのですが、長男は今でも「だいこんめは」と聞いてきます。息子にお花を見せてくれて、ありがとう、だいこんめ。そしてさようなら、だいこんめ。
今回ご紹介した再生野菜たちは、今すぐにでも始められるものばかり。ぜひみなさんも、お子さんと一緒に試してみてくださいね。
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