こんにちは、母ちゃんライター高橋あんづです。
最近では子どもの食育のため、ご家庭の庭で子どもとガーデニングをしたり、子どもを連れて畑体験に行く方が増えているのだそうですね。自分が食べる野菜を自分自身で育てるという行為は、子どもだけではなく、大人にとってもたいへん尊い経験です。けれど「ガーデニング」って、何となくハードルが高いですよね・・・

初期投資ゼロで誰でもできる、そんなキッチン菜園があるの?!

子どもの情緒を育むうえで、様々なメリットがあるといわれている「野菜栽培」。野菜を育てる大変さを体験することで食べ物の大切さを知り、若い新芽や花が咲く様子をとおして自然の生命力と命の大切さを学ぶこともできるのだとか。

そういえば私は以前、「キッチンでハーブを育てて、それを摘んでお料理に使うの!ウフフ」といった夢を見ていたことがありました。いわゆる「キッチン菜園」というやつですね。キッチン菜園なら私の夢も叶いつつ、子どもの食育にもつながるかもしれません。

しかし残念ながら、わたくし野菜栽培のスキルが皆無なだけではなく、面倒くさがりすぎて草花どころかサボテンを枯らした前科もあり。おまけに虫は触れないわ、土を使うと虫が寄ってくるからイヤだわ、お金もかけたくないわ・・・と、もうダメダメです。

「まぁいいや、キッチン菜園は来世で頑張ろう」と思っていたその時、ある情報が私の元に飛び込んできたのです。それが、捨てるはずの野菜のヘタや根っこ、いわゆる「野菜くず」をもとにして植物を栽培する「再生野菜」という方法でした。

水耕栽培で簡単&清潔!再生野菜はキッチンにぴったり!

普段は捨ててしまう野菜の部位を、水耕栽培で甦らせる「再生野菜」。水耕栽培とは土を使わずに水だけで植物を栽培する方法のことで、手間がかからず衛生的なんだそうです。大根や人参のヘタ、三つ葉や小ネギの根っこなどは簡単に再生できるそうで、上級者ともなるとキャベツやレタスの芯まで再生させてしまうのだとか。

プランターなどを必要とせず、水と適当な食器があればすぐに始めることが出来る点も、再生野菜の大きなメリット。この方法なら初期費用ゼロで、今すぐにでも始められますね。方法も簡単で子どもでも出来そうですし、土を使わないのでキッチンにもぴったりです。

さらに、再生させた野菜はちゃんとお料理に使うことが可能。大根や人参の葉は料理のいろどりに使用したり、炒め物にしたり。三つ葉や小ネギは1度に沢山使用するものではないので、そのつど収穫してお料理に活かすことができるそうです。なんか凄くキッチン菜園っぽい! 私の夢が、なんかすっごく手の届きそうなところまで来てるっ! ・・・ということで、さっそく私も始めてみることにいたしました、「再生野菜」!

子どもと一緒に、今すぐ「再生野菜」をはじめてみよう!

まずは入門編ということで、1番簡単な人参と大根から再生させてみることにしましょう。

①大根と人参は調理の際、根の部分を少し多めに残してヘタを切り落とす
②適当な大きさの容器に入れ、根の半分程度まで水を入れる

やり方はなんと、たったこれだけ。
注意点としては「水を入れすぎないようにすること」なんだそうです。水が多いとカビや腐敗の原因になってしまうのだとか。

さっそく人参と大根のヘタを切り落として長男に見せると、なにやら興味津々な様子。長男の手で、適当なプラスチック容器にニンジンと大根を入れてもらいます。水を注ぎ、改めて長男に見せ、説明。子供なりに真剣な表情で話を聞いておりました。

私   「名前でもつけてみる? こっち(人参)は?」
長男「・・・め」
私   「?!」
長男「め」
私   「・・・わかった、「め」ね(なんじゃそりゃ!)。じゃあ大根さんは?」
長男「こっちは、だいこんめ」
私   「あぁ、「芽」ってことね・・・」

と、こんな感じで「にんじんめ」「だいこんめ」と名付けられたわが家の再生野菜たち。長男は毎日観察し、夫が帰宅すると積極的に「め」を見せに行っておりました。

お世話のほうはというと、これがまぁ、すっごく簡単。1日1度水を変える必要があるのですが、キッチンに置いてあるため水変えも楽ちんです。洗い物をしているとイヤでも目に付くので、状態も一目瞭然。そして5日が経過し、「なんか続けられそう」と思い始めた頃の「め」たちの画像がこちらです、ご覧ください!

大根の葉は明らかにみずみずしく開き、人参はまさに「め」が生えてきているではありませんか! これはちょっと、感動です!

まとめ

水に浸しておくだけで青々と再生してくれる、捨てられるはずだった野菜くずたち。心を打つ、その力強い生命力。普段捨てている野菜のヘタや根っこは、「くず」なんかじゃなかったんですね。

我が家の「め」たちは、今後いったいどのように成長するのでしょうか。また1ヵ月ほど後にご報告させていただければと思います。それではみなさん、また次回!