こんにちは、母ちゃんライター高橋あんづです。私はこれまで「小食」や「1歳児の偏食」など、食事のお悩みに関する記事を書いてきました。今回は一般的なママさんの多くがお悩み中であろう、いわゆる「好き嫌い」のお話をさせて頂こうかと思います。さて、皆さんのお子さんが苦手な食材は、いったい何でしょうか?

「無理強いしない」or「厳しく食べさせる」どっちがいいの?

幼稚園や保育園の給食にも慣れ、食事への向き合い方が安定してくると、特定食材に対する「好き嫌い」が目に付くようになってきます。細かくして料理に混ぜ込めば食べてくれるかもしれませんが、それは「好き嫌い」に対する根本的な解決とは言えませんよね。

4歳頃になると、子どもも簡単には騙されなくなってきます。以前「『お口バスに乗り込んで…』子どもがご飯を食べてくれる魔法の言葉を見つけよう!」でご紹介したような「言葉がけ」も、全く通用しないこともしばしば。

最近の育児指導では、こうした場合はあまり無理強いしないように教えられることが多いのではないでしょうか。

しかし、食事を残すのは決していいことではありませんよね。「甘やかしたら食べ物の大切さが分からない」「食事は厳しくしつけた方がいい」-。こうした考えの方は現在も多いですし、言い分も理解できます。

「無理強いせずに引く」べきか、「厳しくしつける」べきか、はたまた食べ物の大切さを「言い聞かせる」べきか・・・保育士さんにうかがってみることにしました。

一般的な説得法、実は全く子どもに響いていなかった!?

物心がついたお子さんが好き嫌いをする場合、多くの親御さんがまずはいろいろな言葉で「言い聞かせる」と思います。しかしその説得のほとんどが、お子さんにきちんと届いていないのだとか。その理由を、一般的によく使われる説得方法と併せてご紹介しましょう。

「食べ物がもったいないよ」

4~5歳になって会話での意思疎通が可能になると、こうした言葉がけも通じると思ってしまいがち。しかし言葉が分かるようになっても、この「もったいない」という感覚はまだまだ理解できないそうです。

「食べないと元気になれないよ」「とっても栄養があるんだよ」

食べたものが自分の健康につながる・・・大人でも、このことを実感するシーンは少ないでしょう。子どももそれは同じで、「栄養がある」「元気になる」と言われても「?」となってしまうのだとか。

「世界にはご飯が食べられない人もいるんだよ」

戦前~戦後の食糧不足の時代に生きた方たちは、「飢え」のつらさを身をもって理解しています。しかし、飽食の時代に生まれ育った子どもたちにはピンときません。親世代の私たちですら、「飢え」とはどういう状態かを本当に理解している人は少ないですもんね。

「私たちのために、牛さんや豚さんは命をくれてるんだよ」

こちらも、まだ「死」という概念を理解していない子どもたちにはうまく伝わりません。特に未就学の子どもは、「切り身の豚肉」を見ても「生きている豚」に結びつけることができないのだそうです。子どもが大人と同じように死を考えるようになるのは10歳前後の頃で、それまでは「死=眠る・どこかへ行く」といった少しあやふやな認識なのだとか。

いかがでしょう、皆さんはこんな言葉がけ、していませんか? 私はしていました・・・。

苦手食材克服法は…子どもと一緒に料理をして、食材に興味を持たせる!

こうなると、やはり「厳しくしつける」しかないのでしょうか? しかし保育士さんいわく、スパルタ方式では子どもが食事に対してトラウマを抱えてしまう場合があるそうです。「無理強いせず、苦手食材を克服するには、どんな工夫が必要ですか?」と尋ねる私に保育士さんがおすすめしてくれたのは、「食材に興味を持たせる方法」でした。

まず買い物に行った際、「○○(苦手な食材)を選んでくれる?」と頼んで、お子さん自身に買う商品を選んでもらいます。そして、その食材を調理する時に、一緒に手伝ってもらいましょう。

危険な調理道具は無理に使わせなくても大丈夫。食材を洗ってもらったり、種を取ってもらったりして十分触れてもらいます。そして食事の際、「さっき洗ってくれた○○だよ」といって並べてあげるのです。「洗ってくれた○○、おいしいよ」などと声をかけながら、お子さんにすすめてあげて下さいね。

ポイントは、一度で克服させようとはせず、もし食べなかったとしても何度か繰り返して行うこと。そうすることで、子どもがしだいに「自分が調理した○○」への興味を持ち始め、「食べてみてもいいかな・・・?」と考えるようになるそうですよ。

まとめ

今回は「苦手な食材克服」の方法としてご紹介しましたが、前回の「はじめての親子クッキングにオススメ!手を使って脳も育つ白玉だんごづくり【ご飯奮闘記】」でお伝えしたように、「親子クッキング」にはいい面が沢山あります。

忙しい日々をお過ごしのこととは思いますが、ぜひお子さんと一緒にキッチンに立ち、苦手食材とゆっくり触れ合わせてあげてくださいね。それでは皆さん、また次回!