「お口バスに乗り込んで…」子どもがご飯を食べてくれる魔法の言葉を見つけよう!【ご飯奮闘記】
こんにちは、母ちゃんライター高橋あんづです。子どもが食わず嫌いをする時、「ひと口でも食べてくれれば、このおいしさが分かるはずなのに!」とイラ立つことはありませんか? 今回は「とりあえず口に入れて欲しい!」、そんな時に活用したい、いろいろな「言葉がけ」をご紹介したいと思います。
「無理やり口に入れる」のはやっちゃダメ!
子どもがご飯を食べない時、絶対にしてはいけないとされているのが「無理やり食べさせる」こと。「とりあえずひと口でいいから!」と焦るあまり、強行突破に出たくなる気持ちはよーく分かります。しかしこうした対応にでると、食わず嫌いが加速してしまう可能性があるのです。
私は幼稚園のころナスを食わず嫌いしており、いつも残していました。ある日「食べない!」と癇癪をおこして泣き叫ぶ私の口に、ブチギレた母が無理やりナスをねじ込んだのです。結果、私はナスとともに胃の中身を盛大にリバース。この件がトラウマとなり、その後長年ナスが食べられなくなってしまいました(今でも苦手です)。
この結果は最悪中の最悪のものですが、こうした可能性もゼロではありません。やはり何とかうまいこと子どもを説得し、いい気分で料理を口に運んでもらいたいものですよね。
自作の歌やときめく単語!各家庭のいろいろな言葉がけ!
「食事中の言葉がけ」には、各家庭さまざまなものがあるかと思います。他のご家庭の言葉がけって、ちょっと気になりますよね? 今回は育児支援センターの先生やママさんに、「食事中の言葉がけテクニック」を聞いてみることにしました。
★「この一口だけでいいから食べてみようか?」
こう言って目の前で残りの食事を減らすと、「一口ならまぁいいか」と口に入れてくれる場合があるそうです。口から出さなければ、「もうちょっと食べてみる?」で続投!
★「食べてくれないの、ママ悲しいな」
親の思いを伝えることで、子どもの「ママを悲しませたくない!」という気持ちに働きかけます。
★「うわぁ、カワイイご飯だね! こんなにカワイイご飯、食べないならママ食べちゃおう!」
女の子の場合、「カワイイ」という単語に心が動きやすいそうです。盛り付けにひと工夫し、「カワイイご飯だね!」と親が空気を盛り上げれば、子どもの食べる気もアップ!
★自作の歌を歌う
「ニンジンさん~♪ ピーマンさん~♪」と、自作の歌詞とメロディーに乗せて、食事を口に運んであげましょう。楽しい雰囲気が遊びの延長のように感じられ、機嫌よく口を開けてくれるかもしれません。
いかがでしょう? どのご家庭でも色々と試行錯誤しながら、お子さんに食事を食べさせているんですね。
電車アナウンスに腹話術! わが家で効果があった言葉がけ!
わが家でも小食の長男に食事を食べさせるため、あらゆる言葉がけが試されてきました。次は、実際にわが家で行った言葉がけの中から、特に効果的だったものをご紹介したいと思います。
★「トマトさーん! 長男くんのお口バスに乗り込んでくださーい!」
こちらは「食べ物絵本」の回で紹介した、「おべんとうバス」を参考にした言葉がけです。「大変! 人参さんが乗り遅れてるよ!」など、発展も可能。
★「仮面ライダーの○○くんも、これ食べてるんだってさ」
幼い心に芽生えた「ヒーローへの憧れ」、その気持ちをくすぐります。「食べないと仮面ライダーになれないよ!」より、上記の言い回しの方がわが家では効果がありました。女の子の場合は仮面ライダーではなくプリンセスにするなど、アレンジもできます。
★「間もなく、1番線から、中央線、長男のお口行き、発車いたします」
電車のアナウンスの声真似で、おかずがお皿から出発し、終点のお口に到着します。長男は電車が大好きなので、これには結構ノリノリ。人参は中央線、ピーマンはE5系はやぶさなど、食材の色に合わせて電車を変えます。声真似は恥ずかしがらずにいきましょう!
★「長男くん、僕ねぇ、長男くんのお腹に行きたいんだ・・・(涙)」
おかずを腹話術で喋らせて泣き落とす、この方法もなかなか効きます。「名前なんていうの?」「何が好きなの?」「お友達になろうよ!」などとコミュニケーションを取った上で行えば、さらに効果抜群。子どもは「お友達を助けてあげなきゃ!」と感じるのか、頑張って食べてくれます。ひと口食べて口から出さなかったらこっちのもの!「えーん! 僕も行きたいよぉ!」と、残りのおかずもお口へGO!
まとめ
今回いくつかの言葉がけをご紹介させていただきましたが、一番重要なのはこれらをうまく使い分けることです。子どもの気分はその日によって違いますし、とにかく彼ら彼女らは飽きっぽい。ウケたからといって同じ言葉がけを繰り返していても、あっという間に効果がなくなってしまいます。日々新しいネタを見つけ、楽しく食事に活かしたいものですね。それではみなさん、また次回!
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