元保育士の幼児食インストラクター、山口礼です。今回は、子どもの朝ごはんにぴったりの、あんかけうどんをご紹介します。忙しい朝、朝ごはんの準備は少しでも楽に済ませたいですよね。なおかつ、一日のスタートである朝に、栄養のあるものを子どもに食べさせたい!
でも、朝から野菜を用意するのも手間だったり、頑張って野菜を食卓に用意したところで、子どもが食べてくれなかったり…と悩みは尽きません。
そんな時におすすめなのが、朝ごはんでも食べやすいうどんに、野菜入りのあんをかけた「簡単」と「栄養」の一挙両得のあんかけうどんです!

簡単に作れる子どもの朝ごはん

子どもに朝ごはんをしっかり食べてもらうのって、なかなか思うようにいかなかったりしませんか? 我が家はまさに毎朝格闘でした(笑)時間がないなりに頑張って用意しても、「もう、いらない」と全然手を付けてくれなかったり、好きなものだけ食べて、野菜はきれいに残されていたり…(涙)

「せっかく作ったのに!」とイライラしてしまい、そんな自分に自己嫌悪…なんてことも、しばしばでした。

でも、このうどんなら簡単に作れるので、忙しい朝の時間を邪魔しません。かつ、野菜を麺に合わせて細切りにしているので、麺と絡んで口に運びやすく、野菜も一緒に食べてくれます。

ホカホカのあんかけうどんで体も温まり、朝ごはんにもってこいのメニューです。ぜひ、この野菜あんかけうどんで、朝のお悩みが少しでも軽くなりますように!

それでは、作り方です。

【材料】(2〜3人分)
冷凍うどん 2玉
玉ねぎ 1個
人参 1/3本
キャベツ 2〜3枚
細ねぎ 3本
☆白だし 70ml
☆水 600ml
塩 少々
片栗粉 大さじ2
水 大さじ2
卵 1個

※白だしはメーカーによって希釈倍率が異なるので、記載の分量を参考にしてください。

【作り方】
1.玉ねぎは皮をむいて薄切りにする。人参も皮をむき、せん切りにする。キャベツは1cm幅の細切りにする。

2.片栗粉と水を混ぜて、水溶き片栗粉を作っておく。卵の殻を割って、溶きほぐしておく。

3.鍋に☆の水と白だしを入れて、火にかける。軽く煮立ったら、(1)の野菜を加える。

先に玉ねぎと人参を鍋に入れて、火が通ってきたらキャベツを入れましょう。(キャベツは火が通りやすいので、時間差で入れる)

4.野菜が煮えたら、塩少々で味を調えて、水溶き片栗粉を入れてよくかき混ぜる。2~3分ぐつぐつと煮て、完全にとろみがついたら溶いた卵を流し入れる。

水溶き片栗粉を入れてから、2~3分しっかりと火にかけることで、あとで冷めてから温め直す時にも、とろみが持続しやすくなります。これで「あん」が完成!

5.冷凍うどんを袋の表示通りの時間、電子レンジで加熱する(600Wで3分20秒くらい)。器に解凍したうどんを入れ、あんをかけて、細ねぎを散らしたら完成。

白だしがなくても大丈夫!だしから作る野菜あんかけうどん

家に白だしがなくても大丈夫です! だし汁からでも、簡単にあんかけうどんを作ることができますよ。

だし汁から作る場合は、上記レシピのつゆの分量(☆の材料)を、以下に置き換えて作ってみてください。

☆だし汁 700ml
☆しょうゆ 大さじ2と1/2
☆みりん 大さじ2

だし汁から作ったバージョンの野菜あんかけうどんです。しょうゆ味が落ち着く味わいです。

前日に準備をして、忙しい朝を乗り切ろう!

朝は忙しくて包丁を使いたくないな…という時もありますよね。そういう時は、前日の夕飯準備のついでに、翌日の朝ごはんの分の具材も切っておきます。それをビニール袋などに入れて冷蔵庫に入れておき、翌朝は調味料と一緒にお鍋で煮れば簡単にあんの完成です。

または、野菜を切っておいてもすぐは使わないかも、という時はビニール袋に入れた状態で冷凍保存しておくと便利です。

朝ごはんのメニューをどうしよう! という時に、冷凍庫からサッと冷凍野菜を取り出して、つゆを煮立てた鍋に凍ったまま入れれば、すぐに野菜入りあんかけうどんの完成です。

野菜を冷凍保存する場合は、冷凍対応の袋などに入れて、2週間くらいを目安に使い切りましょう。

ベーコンや蒸し鶏を入れたり、アレンジも自在

今回は卵を入れていますが、コクだしにベーコンを入れたり、蒸した鶏肉を入れても、とてもおいしいです! さいの目に切ったお豆腐を一緒に入れて、鍋で煮込むのもいいですね。

アレンジ次第で、野菜と一緒にタンパク質も摂ることができて、より健康的な朝ごはんになると思います。

時間はないけど、「栄養のある朝ごはん」を諦めたくないという思いのママさんたちへ、ぜひ試していただきたい簡単レシピです。