管理栄養士ライターゆきです。今回はメインになる卵料理を2つご紹介します。卵料理といえば誰もが知っているオムレツですが、フライパンの中でかき混ぜてふわふわの半熟に仕上げる、丸く形を整えるなど材料は簡単なのに意外とテクニックが必要で苦手な方もいらっしゃるかと思います。
今回ご紹介する卵料理は、焼きっぱなしでテクニックも必要ない洋風のスパニッシュオムレツと、和風の千草焼きの簡単レシピです。簡単なのにどちらも具だくさんで普通のオムレツよりも栄養満点ですよ。

スパニッシュオムレツ 余った野菜も活用!

スパニッシュオムレツとはその名の通り、スペイン風のオムレツです。スペインではトルティージャと呼ばれ、人気の定番おかずです。じゃがいもが入っていることが多いですが、特に具材に決まりはありませんので冷蔵庫に余っている野菜やきのこなど何でも入れてください。

アツアツでも冷めてもおいしいメインになる卵料理です。

【材料】(4人分)
卵  3個
じゃがいも(中)  1個
ソーセージ  2本
ミックスベジタブル  ひとつかみ
冷凍ほうれん草  ひとつかみ
粉チーズ  大さじ2
乾燥パセリ  適量
塩こしょう  少々
オリーブオイル  適量

【作り方】
1.ソーセージは5mm幅に切り、じゃがいもは1cm角に切って耐熱容器に入れ、ラップをしてレンジ600Wで2分加熱する。

2.ボウルに卵を割り入れ、粉チーズ、乾燥パセリ、塩こしょうを加えてよく混ぜる。

3.フライパンを温め、オリーブオイルをひいて(1)とミックスベジタブル、冷凍ほうれん草を炒める。

4.(3)を(2)のボウルに入れてよく混ぜる。

5.先ほどのフライパンにオリーブオイルを追加し、(4)を流し入れて弱火で7分、裏返して3分焼けば出来上がり。

裏返す際は大きなお皿にオムレツを移して、フライパンを被せて皿ごとひっくり返すと簡単にできますよ。

食卓に出す時はカットしても良いですし、切らずに丸いまま大皿に盛り付けても手抜きではなく豪華に見えます。食べきれないようでしたら、朝のパンに挟んでサンドイッチにしても良いですし、お弁当のメインのおかずにもぴったりです。

味が薄味で物足りないようでしたら、ケチャップをかけると良いですよ。

千草焼き お弁当にぴったり

千草焼きは和食のおかずで、たくさんの具材が入った卵焼きのような料理です。給食のメインにもよく使われているのでご存知の方も多いと思います。これもまたお弁当のメインにもなります。普通の卵焼きよりも野菜やきのこ類が一緒に摂れて栄養満点ですよ。

【材料】(4人分)
卵 3個
鶏ひき肉 50g
えのき 1/4袋
人参 1/4本
冷凍いんげん 3本
だし汁 50ml
薄口醤油 小さじ2
みりん 小さじ1
砂糖 小さじ1
油 適量

【作り方】
1.えのき、人参、解凍したいんげんを細かく刻む。

生のいんげんを使う場合は下ゆでしてください。

2.フライパンに油をひいて、鶏ひき肉と(1)を炒める。

3.ひき肉の色が変わり出したら、だし汁、薄口醤油、みりん、砂糖を加えて水気がなくなるまで煮つめて火を止める。

4.ボウルに卵を割り入れ溶きほぐし、(3)を加えてよく混ぜる。

5.温めた卵焼き器に油をひいて(4)を半量流し入れ、焼き目がついたらひっくり返し、両面焼く。残り半分も同様に焼いたら出来上がり。

テフロン加工の卵焼き器を使い、軽く半熟になるまでかき混ぜ、アルミホイルで蓋をすれば卵が早く固まり、ひっくり返しやすくなります。

忙しくてたくさん料理ができない日にバランスの良い食事をつくるコツは卵や肉、魚、豆腐などを使ったメイン料理に、今回のように少しでも野菜を加えることです。冷凍野菜やカット野菜、切る必要のないミニトマトやもやしなどを活用すればとても簡単ですよ。