唐揚げは下味冷凍で時短!塩麹で味付けも簡単に【レシピ付き】
管理栄養士ライターゆきです。今回は定番のおかずである唐揚げの下味冷凍レシピをご紹介いたします。唐揚げをその日に作ろうと思うと、鶏肉と調味料を揉み込み、味を染み込ませる時間が必要なので、なかなか忙しい平日にはできませんね。でも、下味冷凍なら解凍後すぐに揚げることができるので、料理をする時間がないという方も無理なく作れます。
今回のレシピは主に塩麹を使ったシンプルな味付けです。塩麹は塩味はもちろん、食材の甘みを引き出す力もあるので、いろいろな調味料を使う必要がなく、味付けがとても簡単です。お肉自体もやわらかくなるのでぜひお試しください。
下味冷凍で味がよく染み込む!
下味冷凍とは冷凍保存用袋に食材と調味料を入れて冷凍保存しておき、食べたい時に解凍して調理するというものです。下味冷凍をすると肉や魚に味がよく染み込むので、普段なら漬け込む時間が必要なレシピも時短レシピに早変わりします。
そして肉や魚をそのまま冷凍するよりも調味料に漬けて冷凍するほうがやわらかく仕上がり、食材が劣化しにくいという特徴があります。例えば、お肉が安売りされている時にたくさん買ったは良いものの、日持ちしないし、そのまま冷凍するとパサついておいしくないなという時に下味冷凍をしておく、なんてのも良いですね。
唐揚げの下味冷凍レシピ
【材料】(10個分)
鶏もも肉 250g
塩麹 大さじ1
醤油 大さじ1/2
にんにくチューブ 2cm
しょうがチューブ 2cm
※揚げる際は卵1/2個と片栗粉大さじ5を用意してください。
【作り方】
1.鶏肉を一口大に切り、袋に入れる。
2.塩麹を加えてよく揉み込む。
3.醤油、にんにく、しょうがを加えてさらに揉み込み、空気をしっかり抜いて袋を閉めて冷凍する。
袋の中はこのように肉が重ならないよう、平らにしましょう。
4.解凍後は袋に卵1/2個と片栗粉大さじ5杯を加えて混ぜ合わせる。
5.170度の油で3分ほど揚げて出来上がり。
下味冷凍時の注意点
・袋はなるべくジッパー付きで、清潔なものを使用しましょう。
・袋を閉める際は雑菌が入ったり、食材が酸化しないように空気をしっかり抜きましょう。
・まんべんなく調味料が行き渡るよう、また冷凍や解凍が早く進むように、袋の中の食材は平らにしましょう。
・解凍する際は冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍します。夕飯のおかずにする場合は朝から冷蔵庫に移しておくと良いでしょう。食べる直前に解凍したい場合は流水で解凍するのが良いでしょう。
※常温で解凍しても構いませんが、夏場など食材が痛みやすい季節に出しっ放しにしないよう気をつけて、解凍後はすぐに調理するようにしましょう。
・何をいつ冷凍したのか分かるように料理名や日付を袋に書いておきましょう。
・保存期間は長すぎると食材は劣化していくので、1ヵ月以内に食べるというのが目安です。特に2〜3週間以内がおいしく食べられるでしょう。
以上のことに気をつけながら、下味冷凍に挑戦してくださいね。
塩麹で食材はおいしくなる
塩麹とはその名前の通り、麹に塩を混ぜ合わせてできる発酵食品です。麹とは蒸した米や豆などに麹菌を加えることでできます。その際に作り出される酵素は食材のでんぷんやタンパク質、脂肪を分解してくれます。
例えば、でんぷんが分解されれば食材の甘みが引き出されますし、肉のタンパク質が分解されればやわらかくなり、アミノ酸も増えるのでうまみが増します。そして、脂肪が分解されれば油のしつこさなどがなくなります。
このように、塩麹はそれのみで食材のさまざまな味を引き出してくれる簡単でおいしい万能調味料です。今回の鶏肉に限らず、豚肉を塩麹で漬けてポークソテーの下味冷凍なんていうのも良いでしょう。塩麹で下味冷凍はとても簡単です。ぜひお試しください。
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