静岡では一級河川が干上がってしまうほど、平成最後の冬は乾燥しています。空気が渇くと肌も頭皮も乾燥し、チクチクとかゆかったり小じわが目立ったり、髪はパサパサ、風邪も引きやすくなりますね。肌や呼吸器にうるおいを与える食材で作る、おいしい簡単冬のレシピをご紹介します。まだまだ続く乾燥の季節、対策はしっかりして、春にそなえましょう。

海老とレンコンのしんじょう

【材料】(2人分)
海老 70g
レンコン 5cm程度(約100g)
片栗粉 適宜
塩 少々
だし 300cc
三つ葉、ぶぶあられなど 適宜

【作り方】

  1. えびは殻をむき、ワタを取って片栗粉で揉み洗いして水気を切る。
  2. レンコンは皮の傷んでいるところをむき、すり下ろす。水分が多いようなら、軽く切っておく。絞った水分は取っておく。
  3. (1)をまな板に取り、包丁でたたき、(2)のレンコンとあわせる。
  4. 固さをみて、水っぽいようなら片栗粉を加え練る。
  5. 鍋に出汁をわかし、(4)の練りものをスプーンで丸めておとし、火を通す。(2)で絞った水分があれば、ここで加えると軽くとろみが付きます。
  6. 器に盛り、吸い口に三つ葉、ぶぶあられを添える。

ユリ根の卵とじ

【材料】(2人分)
ユリ根 1個
卵 2個
三つ葉 1束
出汁 200cc
しょうゆ、塩 各適宜

【作り方】

  1. ユリ根は一片ずつはがし、おがくずや砂を洗い流す。
  2. 三つ葉は一口大に切る。卵を割りほぐし、三つ葉とあわせておく。
  3. 鍋に出汁を沸かし濃い目に味を調える。
  4. (3)にユリ根を入れ、八割がた火が通ったら(2)の卵を加え全体にざっと混ぜ、蓋をして蒸らし好みの加減に火を通す。

甘酒と豆乳のゼリー

【材料】(2人分)
豆乳 150cc
甘酒 100cc
(砂糖 適宜)
ゼラチン 5g
お好みで餡など

【作り方】

  1. ゼラチンは、箱の利用方法を確認し、水でふやかす必要のあるものなら分量外の水でふやかしておく。
  2. 鍋に豆乳、甘酒を入れよく混ぜて味を見る。甘みが足りないようなら砂糖で味を調える。
  3. (2)を火にかけ、ひと肌程度に温める。
  4. ゼラチンを電子レンジにかけ溶かす。(板ゼラチンなら、漬けていた水を切ってから電子レンジにかける。)
  5. (3)と(4)を混ぜ、よく溶かして、型に入れ冷やし固める。
    ※お好みで餡やゆず茶などの甘味を添えてどうぞ。

体がうるおう食材をとろう

冬になると空気が乾燥して体にもいろいろな不調が出てきますね。目が乾けばドライアイ、肌や唇の乾燥から小じわ、喉や呼吸器が乾燥すると風邪を引きやすくなります。

ユリ根やレンコンは肺の乾燥を改善し、風邪予防になります。卵は体力回復に、海老は体を温める効果があります。豆乳や甘酒にも体を潤う効果がありますよ。

他にも、植物性の食べ物なら、白きくらげに潤す作用があります。手に入れば白和えや汁物に入れたり、砂糖と共にさっと煮て、上でご紹介したゼリーにのせてもよいですね。

動物性の食べものでしたら、すっぽんが有名ですね。食べた次の日には肌が潤うと、その即効性もよく耳にします。豚足、また、牛スジにも同様の効果があります。ゆっくりと煮てシチューや鍋にするとよいですよ。