長いながーい夏休み、手打ちうどんはいかがですか?生地をむにゅむにゅふみふみするのは小さい子どもにはねんど遊び感覚で楽しめますよ。できればうどんつゆも手作りで。夏休みの思い出作りに、自由研究に、ぜひ試してみてくださいね。

手打ちうどんの作り方

【材料】4人分
強力粉 200g
薄力粉 200g
打ち粉用片栗粉 適宜
塩 大さじ1強
水 170cc~(使用する小麦粉により、加減します。レシピ参照ください)

【作り方】

1.分量中の水150ccに塩を入れよく混ぜて溶かす。

2.強力粉、薄力粉は合わせてふるう。

3.ボウルに(2)の粉を入れ、(1)の塩水を加えて全体をざっと混ぜ、なじませる。粉が多く残っているようなら残りの水を粉の部分に少しずつ加えながらよく混ぜる。

4.丸くまとめた生地を立てて持ち、中心から二つ折にするように押して45度回転させ、再度立てては中心に向けて二つ折にするようにこねる。これを生地がなめらかになるまで繰り返す。

5.表面がつるんとしてきたらファスナー付きの保存袋の中心に丸めた生地を入れ、できるだけ空気が入らないようにして口を閉じる。

※中心に入れ、空気を抜いてファスナーを閉じることで、押された生地の圧力でビニールが破れる心配が減りますが、不安なら2重に包んでもよいでしょう。

6.段ボールや新聞で上下を挟み、生地を足で踏む。(写真はわかりやすくするために直接踏んでいます)

生地の上でくるくる回るように踏むと均一に力をかけることができます。時々様子をみて、袋からはみ出そうになっていたら再度丸め直して袋に戻し、合計10周回る程度踏む。

7.生地を取り出して丸めなおし、再度ビニール袋に入れて30分程度休ませる。

8.生地を取り出し、打ち粉を使いながら麺棒で延ばす。できるだけ正方形になるようにして3mm程度の厚みに伸ばし、打ち粉をたっぷりとふって、端から5cm幅程度の屏風だたみにする。端から好みの幅に切り、端を揃えて軽く振り、切り口にも打ち粉が付き、余分は落ちるようにする。

9.(8)をたっぷりの湯で茹でる。

※この分量で約4リットルが理想です。

10.うどんをザルにあけ、流水で表面のぬめりを取るようにこすり洗いし、冷やす。

めんつゆの作り方

【材料】濃縮タイプ 約500cc分
昆布 10cm
混合節 50g(混合節とは、鰹節、さばぶし、いわし節などが混ざったもので、濃厚で麺類に合う出汁が出ますが、手に入らなければ削り節で大丈夫です)
水 400cc
しょうゆ 大さじ4
みりん 大さじ3

【作り方】

1.昆布を水につけておく。※うどんをこね始めるころにつけておくと、よく出汁が出ます。

2.沸騰したら弱火にして約10分煮て、キッチンペーパーを敷いたざるで漉し、再び火にかけてみりん、しょうゆで味を整える。

3.再沸騰したらみりんのアルコールも飛んでいます。冷やして2倍に薄める。

うどんの薬味

手作りうどんはつゆの味でももちろんおいしいのですが、いろいろな薬味を加えても、味の変化が楽しめますね。

ごまやアミエビ、鰹節、うずらたまごに温泉卵、ネギ、大葉、大人ならみょうがやゆず胡椒、練りわさびにおろししょうが、また、天ぷらを添えてもおいしいものです。

夏休みの自由研究にうどんを打ってみよう

うどんもつゆも、スーパーで買ってくれば、チンするだけ、薄めるだけ、と簡単です。市販品はとても良い味に作られているものが多く、さっとできるので子どもをあまり待たせずに食べさせてあげられるので、普段はこれらを利用するとよいですね。

しかし、まとまった休みが取れたとき、自由研究に困ったときには、うどんは小麦粉をこねて作られている、だしのうま味はかつお節や昆布から取っている、と、普段はなかなか知ることができないことを、家族で体験してみてはいかがでしょうか?

小麦粉の強力粉と薄力粉の違い、昆布やかつお節が、収穫してからどのように加工され、店頭に並ぶのかを調べる自由研究もおすすめです。