イギリス在住ライターの平野由香里です。今回は小麦やバター、卵、乳製品を一切使わないヘルシーな簡単チョコケーキの作り方をご紹介します。
お菓子作りに必要な材料を使わなくても本物のチョコケーキと同じ味が楽しめますし、小麦や乳製品にアレルギーがあるお子さんにもおすすめです。とはいっても、材料を混ぜるだけで驚くほど簡単なので、失敗知らずで誰でも簡単に作れてしまいますよ。

シンプルでヘルシーなチョコケーキのレシピ

突然ですが、あなたはチョコレートやケーキは好きですか? わたしはどちらも大好きなのですが、食べる度に罪悪感を感じてしまい、美味しいものを美味しく食べられないことに悩んでいます。「わたしと同じように悩んでいる人も多いはず」と思いました。

それでは早速レシピを紹介していきます。少し材料は多いですが、一度揃えてしまえばほかのグルテンフリーやヴィーガンといった料理やお菓子作りにも使えるので、興味がある人はぜひ材料にも注目してみてくださいね。

【材料】(22.5cm四方のスクエア型1台)
オーツ麦粉 1カップ
カカオパウダー 1/2カップ
タピオカスターチ 2/3カップ
アーモンドパウダー 2/3カップ
ベーキングパウダー 大さじ1杯
塩 小さじ1/2杯
☆豆乳 1と2/3カップ
☆アーモンドバター 1/2カップ
☆ココナッツシュガー 1/2カップ
☆アップルソース 1/2カップ
☆ヴァニラエクストラクト 少々

【作り方】
1.オーブンを170度に予熱し、スクエア型にクッキングペーパーを敷いて準備しておく。

水分が多くてくっつきやすいので、クッキングペーパーは必ず敷きましょう!

2. 材料の分量を量る。粉類は大きめのボウル、☆は液体として同じ小鍋に量り入れる。

粉類をひとつのボウルに量り入れます

オーツ麦粉やタピオカスターチはふるいにかける必要はありませんが、小さな塊が多いカカオパウダーやアーモンドパウダーはザルなどで振るっておくとよいでしょう。

3.☆の液体を小鍋に入れて軽く温め、砂糖を溶かしておく。ここでは砂糖を溶かすのが目的なので、沸かさないように。レンジで軽く温めてもOK。

ここで使っているアップルソースが手に入らない場合、代わりに潰したバナナを使ってもOKです。バナナが多すぎるとバナナ臭くなるので、小さめのバナナ1本分を使って豆乳を少し多めに加えてください。

4.「粉類」のボウルに「液体」を加え、泡立て器で底からすくい上げるように大きく混ぜる。材料がよく混ざったらOK。

5.型に流し入れ、170度のオーブンで25~35分ほど焼く。

型に流し込んだ状態

6.真ん中に竹串を刺してドロッとしたものがついていなければ焼き上がり。

冷めたらカットして冷凍保存しておけば、いつでも簡単に食べられるおやつに

焼き上がったチョコケーキはクーラーに乗せて冷まします。粗熱がとれたら好きな大きさにカットして冷凍しておけば、お子さんのおやつにピッタリです。

冷凍したチョコケーキは前日の夜に自然解凍するのがベストですが、レンジで10秒ずつ上下を返しながら4~5回温ほど加熱して解凍してもよいでしょう。

一回分ずつにカットしてラップし、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍

今回紹介したチョコケーキが「具材が入っていなくてシンプル過ぎる!」という場合には、ローストしたくるみやアーモンドを加えたりふやかしたドライフルーツを加えたりしても美味しいですよ。

さらに、スクエア型の代わりに丸型で焼けば、誕生日やバレンタイン、クリスマス用のシンプルなチョコレートスポンジとして使えます。生地をスライスしてクリームやフルーツを挟んだり、クリームや砂糖菓子などでデコレーションしたりして楽しんでくださいね。

グルテンフリー&デイリーフリーでも簡単に美味しいチョコケーキが作れる

「小麦粉やバター、卵などを使わずに作るお菓子なんて美味しくない」と思う人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。

菜食になるまではわたしも同じように思っていましたが、代用品が見つかれば普通のものと同じくらい美味しく作れます。

材料に注意を払えばアレルギーがあるお子さんでも安全に美味しく食べられますし、グルテンや乳製品など内臓に負担がかかるものが入っていないので、いつもと同じ高カロリーなお菓子を食べるよりも罪悪感が少ないですよね。

メレンゲを立てたり泡を潰さないように混ぜたりするなど小難しいテクニックも要らないので、お菓子作りが苦手な人もぜひ作ってみてください。