こんにちは! イギリス在住ライターの平野由香里です。今回は、作り始めてから15分で食べごろになる煮卵の簡単なレシピを紹介します。
ラーメンや焼肉丼に乗っているとうれしい「煮卵」ですが、浸けておく時間やトロトロの半熟具合など、家庭で作るのはハードルが高いと思っていませんか?
確かに、プロが作る煮卵でも1日以上タレに漬け置きしているケースが多く、そうなると思いついたときに食べられなくてガッカリしますよね。めんつゆを使ってもいいですが、似たり寄ったりな味になってしまうのを防ぐために、今回はタレから準備する作り方にしました。仕事の帰り道に「今日の夕飯に煮卵をトッピングしたい」と思いついたときに、ぜひ試してみてくださいね!

トッピングやおつまみにおすすめ

それでは早速、煮卵の簡単レシピを紹介します。今回はめんつゆを使わずにタレから準備していますが、それでも食べごろまでに15分しかかかりません。

中は半熟でさっぱりとした味付けにしているので、ラーメンや丼もののトッピングはもちろん、夕食の副菜やお酒のおつまみにもおすすめです。

【材料】
卵 4個
☆醤油 160ml
☆みりん 大さじ2
☆酢 大さじ2
☆酒 大さじ1
☆砂糖 小さじ1

【作り方】
1.生卵はできるだけ常温に戻し、たっぷりのお湯を沸かす。茹でる直前におしり側にほんの少しだけヒビを入れ、おたまで静かに卵をお湯の中に入れる。

これをしておくと卵の殻がかなりむきやすくなります。

卵が鍋底に当たって割れるのを防ぐために、おたまでそっと入れます。

卵は通常、水から茹で始めますが、今回は半熟にこだわりたかったのでお湯から茹でます。水から茹でるよりも簡単にトロトロの半熟卵ができる作り方です。

2.お湯を優しく沸騰させたまま6分茹でる。その間にタレを用意する。☆の材料を小鍋に入れて沸かし、1分ほど煮詰めて火を止めておく。

3.卵が茹だったら冷水にとり、しっかりと卵を急冷する(冬は流水、夏は氷水)。殻をむいてジッパー袋などに入れ、いま一度沸騰させたタレを注ぐ。

今回は見やすくするためにタッパーを使いましたが、袋の方が卵全体にタレを密着させられて味がつきやすくなるので、みなさんはぜひ袋でやってみてください。

4.時々上下を返しながら15分間、卵にタレを吸わせたら完成。

残ったタレも再利用しましょう

今回の作り方だと見た目は薄いですが、タレがかなり濃く15分以上漬けるとしょっぱくなるので注意してください。お弁当に入れる場合は、卵が半熟なので注意が必要です。15分浸けたらタレから取り出し、詰める際におかかや海苔を敷いて水気を止めるとよいでしょう。

残ったタレは冷蔵庫で保存すれば1週間くらいもつので、もう一度煮卵を作ってもいいですし、野菜炒めや焼き肉などの調味料として、めんつゆの代わりに使ってみてください。

今回は家庭で簡単に作れる半熟の煮卵の作り方を紹介しました。ポイントはお湯から茹でることで半熟にし、めんつゆなしで作った濃いめのタレにサッと漬け込むことです。

これでプロのように一晩以上タレに漬け込む必要がなく、思いついたときに半熟でしっかりと味がついた煮卵を食べられます。まとめて作っておけば常備菜としても使えます。

タレもいろいろな料理の味付けに使えるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。