ボンジョルノ。イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回はイタリアの簡単グラタン料理をレシピ付きでご紹介します。
肌寒くなってくると温かい料理が恋しくなりますね。アツアツのグラタンは子供たちにも大人気です。日本では凝った料理と思われがちですが、イタリアではホワイトソースの代わりにチーズを使うことが多いので、気軽に作れる料理です。

グラタンはホワイトソースを使わなければ簡単だった!

グラタンは寒い日には、この上ないごちそうです。しかもとても簡単に作れます。

お肉でもお魚でも、野菜でも、お米でもマカロニでも、好きな材料を耐熱容器に並べて、オーブンに入れるだけ。オーブンが高温で調理してくれるので、下ごしらえはいたって簡単です。

そして焼いている間に、ほかのことができるので、極めて合理的。しかも、台所中にお料理のいい匂いが漂って、お部屋もあったかく温まってと、いいことづくめです。

でも、グラタンに難しいイメージを持つ人も多いですね。特にホワイトソースを作らないといけないと思うと、ハードルが高く感じるようです。

ホワイトソースも実は意外と簡単ですが、確かに「だまにならないように」など注意が必要です。そういう気を使う料理は週末に、忙しい平日はホワイトソースのいらないグラタンが簡単です。

イタリアでは美味しいチーズがたくさんあるので、時間がない時はホワイトソースの代わりに溶けるチーズを使います。市販の溶けるスライスチーズを使っても美味しくできます。

季節の野菜を使った簡単なグラタンレシピ

イタリアの家庭の台所には、普通どこでも大きなオーブンがあります。そのせいか冬だけではなく、真夏を除いて一年中グラタンをよく食べます。

春はアスパラガスやアーティチョーク、夏はトマトやナス、ズッキーニ、秋はきのこやかぼちゃ、冬はフィノッキオやじゃがいも、カリフラワーなど、季節の野菜をベースに耐熱容器に並べてオーブンでこんがり焼き目をつけて食べます。

オーブンで焼いた野菜は、野菜が苦手な子供でも喜んで食べることができる魔法のレシピです。

マカロニグラタンも、イタリア風はとても簡単です。ホワイトソースを使わずとも、いつものトマトソースベースのパスタを耐熱容器に入れて、上にモッツァレッラチーズをのせてオーブンで焼きます。焼く前に牛乳を少しかけると、クリーミーさがでるのでおすすめです。オーブンに入れただけで、ずっと美味しくなるのが不思議です。

今回は、秋にふさわしいかぼちゃを使ったイタリア風グラタンをご紹介します。

かぼちゃとモッツァレッラチーズとハムの簡単グラタン

【材料】(4人分)
かぼちゃ 1/4個
モッツァレッラチーズ 200グラム
ハム 2枚
パルミジャーノチーズ 大さじ2
溶かしバター 20グラム
塩 少々

【作り方】

  1. かぼちゃは、皮をむいて一口サイズに切り分ける。耐熱皿にならべて、塩をふりかけ、200度のオーブンで20分くらい、くしが中まですっと通るまで焼く。
    ※冷凍のかぼちゃを使うと、この工程が短縮できます。
  2. 柔らかくなったかぼちゃにバターをかけ、ハムものせる。
  3. ハムのうえに、モッツァレッラチーズ、パルミジャーノチーズをのせて、オーブンに入れて、10分焼く。表面にこんがり焼き色がついたら出来上がり。

普段は煮ものなどで使うことが多いかぼちゃですが、甘いかぼちゃとハムチーズの組み合わせは、絶妙なおいしさです。

またハムやウインナーなどの加工食品はすでに火が通っているのでもっと調理が簡単にできます。オーブンがなくても、オーブントースターで十分です。

もちろんモッツァレッラチーズが手にはいらなくても、スライスチーズなどの溶けるチーズで代用もできます。

いかがですか?意外と簡単なグラタン料理。お好きな材料で作って、寒い季節を元気に乗り切りましょう!