オムレツにコンビニで買える定番お菓子を入れたら、どんな味になるのかな?
学生たちが、10種類のお菓子でチャレンジしました。全員が亜細亜大学の経営学部ホスピタリティ学科2年生、フードビジネスに興味をもつ小倉朋子ゼミの学生です。

オムレツは若者にもオススメしたいおかず

「オムレツ普段よく食べる?」と、授業を受け持っている亜細亜大学の学生に聞くと、「あんまり食べない」との返事。「オムライスのほうが食べる」という意見も多かったです。
理由はオムライスのほうが一品でお腹がいっぱいになるから。

朝ごはんのイメージが強いため、オムレツは夕食のおかずとしては物足りない印象になってしまうのでしょう。ランチのおかずとしても、そのほかにもう一品ほしくなってしまうオカズなのかもしれません。

実はオムレツは子供にも大人にもおススメしたいおかずなのです。卵は栄養価も高く、牛乳を加えれば卵に不足しがちなカルシウムも摂取できます。例えば中にひき肉やツナ缶を入れればボリュウムも満点!夕食のおかずにするならば安価で完成になります。

さらに、甘さを加えるとおやつ代わりにもなる素材なので、栄養のあるおやつに最適ともいえるのです。トッピングや味付けも様々にアレンジが効きやすいオムレツは、実はとても便利なオカズなのです。

高齢者にとっても栄養価が高いですし、老若男女選びませんね。もっと若い世代にも食べてほしいと思うのです。

定番人気商品10種でアレンジ

アレンジに使った10種のお菓子はこちら。甘辛取り混ぜましたよ~。今回は誰でも知っているような定番人気商品にしました。

<商品リスト>

  1. 昆布シート
  2. 湖池屋ポテトチップスうす塩味
  3. プチシリーズバタークッキー
  4. ハッピーターン
  5. グミ(ポイフル)
  6. グリコアーモンドチョコ
  7. 森永ミルクキャラメル
  8. 柿の種
  9. ラムネ
  10. ポップコーン(バター醤油味)

各自自宅で1種類ずつお菓子を入れてオムレツ作りをチャレンジ。全員オムレツ調理は初体験なので、油のひき方やフライパンの温度帯など基本から体験です。また、分量などのレシピ作りも、自分たちで何度も試作を重ねて頑張りました!

オムレツ調理は単純で簡単に思われがちですが、プロのシェフの世界でも熟練の技術が必要とされ、ホテル朝食ブッフェで作りたてのオムレツを担当するのは、料理長であることが多いんですよ!!

皆様もきれいなオムレツ作りに苦労されたことがあるのではないでしょうか?

授業では、全員で朝作ってきたものを持参し、教室で試食です。さらに、全体像と割った時の断面画像を各自で撮ってもらいました。

★各自、朝作ったものをタッパーに入れて持参。
そのため、作りたてより高さが下がり、若干縮みます。

★材料によって色目、厚さ、崩れやすいなど差異が出ます。

<使用材料>
卵は2個使用 そのほか牛乳(オプション)、塩(オプション)、油脂(バターまたは植物油)使用
★今回は基本として、味付け(ソースなど)は加えないものとする

自分で工夫して新たな発見

<検証ポイント>

  1. お菓子の切り方、量、入れるタイミング、入れた後の加熱時間によって味にどう影響するか。仕上がりの変化の検証
  2. フライパンの大きさ、火力、加熱時間などによる仕上がりの検証
  3. どこをどう改善すると「おいしい」味に近づくのかを考察
  4. オムレツの画像の研究(インスタ映え画像に挑戦)

★試食しながらメモります。

★オムレツ初体験ながらブラッシュアップしてここまでキレイに作れました!

結果としては、当初「おいしいはず」と想像した材料が、やはり上位を占める結果となりました。

いっぽうで、最終的には上位になった(おいしくなった)ものでも切り方や分量によって、全く好ましくない味にもなるケースが多かったこと。また、加熱することにより、もともと軽い食感だったものが包丁でも切りにくいような食感に変貌を遂げた!ものもあって。大変興味深かったです。

普段は、料理を家の人に任せている学生たちが、自ら工夫をして初めてオムレツを作ったことそのものがとても良かったと思いますし、自分で工夫して新たな発見をすることで、「食」がもつ可能性を感じてくれたようです。

皆様は、どの味が上位になったと思われますか?

次回は、試食の結果と、オムレツの楽しさについて画像たっぷりでお届けしますね。

皆、とっても素直で可愛い自慢の生徒です!愛あるハートを作ってパチリ!