愛知県碧南市は、豆味噌、たまり醤油と並び、愛知県が誇る特産調味料の白醤油発祥の地で知られる。白醤油は、和洋中のいずれにも使える万能さが特徴で、全国の料亭でも重宝される調味料だ。
今年で設立80周年を迎える日東醸造は、創業以来、同市で白醤油を作り続けている。同社では、究極の白醤油を目指して開発した「足助仕込三河しろたまり」の認知度向上を目的に、2013年から「足助仕込三河しろたまりワークショップ」を全国各地で開催している。

昨年11月に開催された同ワークショップには記者も参加し、2Lのガラス容器に、小麦麹(750g)、食塩・海の精(230g)、豊田市足助町の水(700cc)を加え、「MYしろたまり」を仕込んだ。

「MYしろたまり」も仕込みから2ヵ月たち、無色透明であった水がうっすらと琥珀色に変化するとともに、ふたを開くと、発酵臭が広がる。今後は、完成予定日である3月19日まで、東海・北陸版を通じ経過報告していく。

記者が仕込む「MYしろたまり」

◇日本食糧新聞の2018年1月22日号の記事を転載しました。