まだまだ寒さが続いていますが、寒い時期には身体が温まる鍋料理は非常に重宝します。お鍋一つあれば時短でできるという手軽さも相まって、我が家では頻繁に登場します。とはいえ、いつも同じお鍋だと飽きてしまいがち。鍋料理がマンネリしてしまって困るというお話もよく伺います。今回は飽きずにいただけるお鍋料理のアイディアやアレンジをご紹介します。

ちょっと変わったスープで!お鍋のベースアレンジ

お鍋料理は普段不足しがちな野菜も煮ることで、かさが減るのでたっぷりと摂ることができます。また、肉や魚介類も加えれば、たんぱく質も一緒に摂れるので非常に身体にも嬉しいお料理です。

煮汁に溶け出してしまう水溶性のビタミンもしっかりと摂りたいので、ベースは塩分を控えめにして、スープもいただくようにしています。我が家では主に出汁ベースか、コンソメベースで、ポン酢と共にさっぱりといただくことが多いのですが、たまにはお鍋のベースもアレンジを。

牛乳鍋

牛乳を鶏がらスープで割ったベース。飛鳥鍋とも言われているそうです。具材は鶏肉、鴨肉がおすすめで、白菜などの野菜と一緒に煮ます。うすくち醤油か白味噌を少々加えて煮ると美味しくいただけます。

牛乳をベースにした飛鳥鍋を初めて頂いた時、意外にさっぱりとして非常に美味しく、我が家の食卓にも登場するようになりました。

飛鳥鍋の具材には鴨肉やつみれも

ミートソース鍋

市販のミートソースを水で割り、コンソメスープの素を少量入れたスープ。合わせる具材は魚介もおすすめです。エビは殻ごと入れて、有頭のものがあればなお濃厚な出汁が出ます。あさりやたこ、ホタテなど、お好きな魚介を一緒に。締めは温かいご飯を入れてリゾット風にしても美味しくいただけますし、パスタを入れてもおすすめです。

半熟卵や粉チーズをお好みでかけながらいただくと一層美味しくなります。

キムチ味噌バター鍋

味噌がベースの鍋にキムチとバターを加えます。いつもよりも味噌は少なめに。キムチ+味噌にバターという組み合わせは意外かもしれませんが、バターを落とすことでコクが増し、キムチの辛味と酸味があるので思いの外さっぱりといただけます。具材は鶏肉や豚肉がおすすめ。

手軽にできるお鍋のトッピングや具材のアレンジ

みぞれ鍋

出汁ベースのスープで具材を煮て、火が通ったらたっぷりの大根おろしをトッピングしてひと煮します。豚肉や鶏肉、魚介では特に鱈や牡蠣などの魚介と相性がよく、臭みも抑えてくれます。大根のジアスターゼで、胃腸が弱っている時にもおすすめです。

香味野菜鍋

鶏がらか出汁ベースのスープで薄切りの豚肉や野菜類を煮ます。火が通ったらみょうがや大葉の千切り、三つ葉、細ネギなどを一緒に巻いていただく、あっさりとしていながら香り高いお鍋です。

クレソン鍋/パクチー鍋

具材は豚肉や鶏肉、つくねはもちろんのこと、あさりやまぐろなどの魚介とも合います。クレソンやパクチーをそれぞれたっぷりとトッピングして煮ます。薄切りにしたレモンを入れてもさっぱりといただけます。

串鍋

具材を串に刺して煮ます。湯がいたキャベツや白菜とお肉を重ねて巻いて串に刺したり、ブロッコリーやにんじんなど刺しやすい野菜類や、おでん風につみれやうずらの卵を刺したりしても。

食卓が華やぐので、友人を招いた時などにもおすすめです。

わかめ鍋

わかめをたっぷりと入れて。あさりなどの魚介はもちろん、豚しゃぶしゃぶ肉と一緒にしゃぶしゃぶ鍋にしても非常に美味しくいただけます。

わかめとあさりの相性は非常によく、たっぷり入れれば出汁も出ます。

タレもアレンジ!簡単に手作りできる鍋のつけだれ

味の付いているお鍋はそのままいただけますが、あっさりとしているお鍋にはひと手間かけていつもと違うタレでいかがでしょうか?

やっぱり定番!ポン酢に+α

・七味+細ねぎ

・練りごま

・すりおろし生姜+豆板醤+刻みねぎ お好みですりおろしにんにくも

・梅肉+大葉

・コチュジャン+すりおろしにんにく+白ごま お好みでごま油やラー油も

・柚子胡椒+オリーブオイル

その他

・オイスターソース+豆板醤+酢 お好みでごま油も

・柑橘果汁(ゆずやすだち、レモンなど)

・甜麺醤+コチュジャン+すりおろしにんにく+水で溶いた鶏がらスープ

・ナンプラー+豆板醤+すりごま+レモン汁+水

・刻んだニラ+醤油+酢+砂糖少々 お好みですりおろししょうがやごま油も

皆さんもいろいろ試してみてください!