バランス良く栄養が取れるアメリカン丼!ビバリーヒルズとハリウッドに
リベラルなことで知られるカリフォルニア。環境問題では、常に率先して新しい基準を作り、他の州は追従する形で採択している状況だ。そんなカリフォルニアには、ヘルスコンシャスな消費者が多い。
カジュアルコンセプトのマクロビオティック・レストラン「Mカフェ」は、シンプルで栄養のある料理の流行を予測して、2006年にオープン。まだケールやキヌアといった食材が知られていなかった当時から、先駆的に植物ベースのメニューを取り入れ、カリフォルニアのヘルスコンシャスな消費者のニーズに応えてきた。ビバリーヒルズとハリウッドに店を構える。
マクロビオティック料理の日系レストラン
同店のマクロビオティック顧問シェフ、リー・グロス氏は、この道の権威。女優、グウィネス・パルトローのパーソナル・シェフを務めたこともある。同氏の監修下、地元のオーガニックでサステイナブルな食材を使って、栄養バランスの取れた、ヘルシーでシンプル、健全な料理をラインアップしている。牛、豚、鶏肉を使わず、精製された砂糖、乳製品、卵も不使用。
明るくおしゃれなカフェ風の外見だが、同店は、実は日系レストランだ。30年前にアメリカに進出した、葉山で創業三百数十年という老舗「日影茶屋」のチャヤ・グループが生みの親だ。
同店のメニューの特徴は、日本の伝統を引き継ぎながら、各国の料理からインスピレーションを得たクリエイティブな料理だ。他の店では食べられない、ヘルシーなオリジナル料理が楽しめる。
ボウル一杯で完結
今、アメリカで流行中のボウル(丼)も、人気だ。
レイジー寿司ボウルは、玄米の寿司飯に、マグロのポケやサケの味噌焼き、ヒジキやシービーンズ(海藻の一種)をのせ、上にたっぷりのサラダ菜をかけたもの。
プロビオティック・ボウルは、テンペの照り焼き、モズクと納豆、自家製キムチ、アボカド、アスパラガス、ブロッコリーのぺぺロ二、ごま、抹茶ケールを玄米飯の上にのせ、キャロット・ジンジャーソースをかけたもの。
ボウルものは、タンパク質、野菜、炭水化物など栄養がバランス良く詰められ、ボウル一杯で完結する形になっている。
同店では、栄養士のチームで考案されたミールプラン(パワー、バランス、ピュア、クレンズの4種)も用意している。スナックやジュースも付いた三食のプランで、1日分が57$から75$。
栄養士の個人指導やロサンゼルス市内のフィットネスセンターのアクセスも付いてくる。店から2マイル以内であれば、無料で配達。ただ料理を提供する場でなく、ミールプランのようなつながりを通して、客の信認を得ている。
◆店舗情報
Mカフェ(M Cafe)
所在地=9433 Brighton Way Beverly Hills California
◇外食レストラン新聞の2017年11月6日号の記事を転載しました。
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