スイーツのトレンドを予測、キリクリームチーズコンクール
ベルジャポンはアルカンと共同で、菓子に携わるすべてのプロフェッショナルを対象とした「第13回キリクリームチーズコンクール」の最終審査会を8月3日に実施した。書類選考を通過した生菓子・焼き菓子・ファクトリー・ジュニアの各部門5作品20作品の最優秀賞、銀賞、銅賞が決定され、東京都目黒区のウェスティンホテル東京で表彰式を行った。
同コンクールは、「キリクリームチーズ」の幅広い可能性と魅力をより多くの人へ広めるとともに、製菓業界の活性化と次世代の育成を目的として2000年から実施している。国内外で活躍する製菓業界のプロが選ぶ受賞作品のレベルの高さは業界を代表するほど。
応募作品の傾向からスイーツ界のトレンドを予測することができると注目され、過去に商品化された受賞作品も数多く存在する。今回の応募4部門とも「キリクリームチーズの味が良く出ていること」を重要な審査基準として、東京都世田谷区の日本菓子専門学校で最終選考会を実施。
表彰式で大高寛ベルジャポン社長は、2年前の開催に比べ応募が35%増の285件、特に3回前から若手パティシエの育成を目的に設定したジュニア部門(従業3年目未満対象)の応募者が85%伸びたことを明らかにした。
また、一般消費者への認知向上へ光文社「Mart」の読者が選ぶ特別賞を継続。新しい試みとしてBSフジのドキュメンタリー番組を製作し9~10月に放送を予定。「一般の人へ認知してもらい、ビジネス、業界全体の活性化につながってほしい」とあいさつした。
各部門の最優秀賞は次の通り。
【生菓子部門】「ブラン シュプリーム」田中裕子氏、パティシエ エスコヤマ【焼菓子部門】「ゴマ味噌香る芳醇チーズ~山椒の辛味をピリッと利かせて~」伊藤忠重氏、ラメール洋菓子店【ファクトリー部門】「カッサータ風 ケーキバー」渡辺ひろ子氏、柏屋【ジュニア部門】「ソレイユ アブゥグラント」長谷川千将氏、浜名湖 ぬくもりの森 お菓子の森【Mart読者審査員特別賞】「チーズ大福~山遊~(チーズダイフク ヤマアソビ)」本田美幸氏、柏屋
◇日本食糧新聞の2017年8月25日号の記事を転載しました。
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