太子食品工業(青森県三戸町)は、豆腐を進化させた「なめらか食感豆腐バー」のテスト販売を東日本で開始した。商品は「かつおだし味」「麻婆豆腐味」「ブラックペッパー味」=写真=の3品。素材が中心の豆腐を、もっと手軽に食べてもらいたいといった思いから開発され、味付きで、そのまま手軽に植物性タンパク質がとれる。

開発を担当した技術開発部の東海林愛美さんは「硬めの豆腐ではなく、当社のきぬ練り製法で滑らかな食感に仕上げた。忙しい朝、ランチ、トレーニングのともとして最適」(開発担当者)と語る。

豆腐バーの画像

内容量は80g、1本のエネルギーは100kcal以下だが、タンパク質は10g。同社は豆腐バーを代替肉としてではなく、大豆技術の延長でプラントベースフードと位置付け、今後第2、第3弾の商品開発に取り組む考え。本格発売は2月から。賞味期限61日間、小売価格は150円(税込み)。

◇日本食糧新聞の2022年12月7日号の記事を転載しました。