韓国には真夏に「参鶏湯を食べる日」があります。手作り参鶏湯で夏バテを防ぎましょう!
BIO料理研究家の倉岡生夏です。夏といえば土用の丑の日に栄養をつけるために鰻を食べるというイメージがありますよね! 韓国版の「土用の丑の日」があるのをご存知ですか? 伏日(ポンナル)といい、参鶏湯を食べる日なのです。
年に3回ある伏日(ポンナル)
土用の丑の日は、季節の変わり目にあります。鰻は疲労回復や、食欲増進によいといわれており夏バテ防止にピッタリといわれているので、日本では「夏の土用の丑の日」を一番耳にすることが多いと思います。そんな土用の丑の日は、韓国にもあるんです!
伏日(ポンナル)は毎年7月〜8月にかけて全部で3日あり、それぞれ初伏(チョボッ)、中伏(チュンボッ)、末伏(マルボッ)と呼ばれています。また、3回の伏日を合わせて「三伏(サムボッ)」といいます。初伏から末伏までの三伏の期間は、1年で最も暑い時期のことをあらわします。2017年は、初伏は7月12日、中伏が7月22日、末伏が8月11日となります。
食べるものは参鶏湯 (サムゲタン)です。寒い冬に食べるイメージですが、韓国では夏に一番食べられるといわれています。
伏日は韓国の人々にとって馴染みの深い年間行事です。主に夏バテ防止のため参鶏湯を食べて、夏の暑さに負けない体を作る重要な行事といわれています。
参鶏湯(サムゲタン)ってどんな料理?
参鶏湯とは、鶏一羽まるまる使い、高麗人参、ニンニク、ナツメ、クリなどの漢方などと一緒に煮込むタン(湯・スープ)料理のことをいいます。韓国料理屋さんの人気メニューです。
参鶏湯が食べたい!と思ったら、韓国料理屋さんに行く!しか思い浮かばないですよね。自分で作れたらいいけれど、
- 作ったことがない
- 作っているのを見たことがない。。
- 薬膳ってどこに売ってるの?
- 難しそう、、
など、悩みが出てくると思います。私もそう思っていましたが、お家で簡単に作れる参鶏湯キットがあるんです!
手羽元を入れるだけ!簡単、参鶏湯キット
自分で用意するのは手羽元だけ! 作り方も簡単です。
- 手羽元600gと漢方の中身すべてと、ニンニク1かけ、水1リットルを鍋に入れ、中火で30分煮込み、アクを取る。
- 緑豆、もち米、水500mlをさらに加え弱火で30分煮込む。
- 塩を加えて味を整える。鶏肉がほろほろ柔らかく、もち米がふっくらしたら出来上がり!!
お好みでネギをトッピング!
参鶏湯を作ったことのない私でも、材料も揃っているし煮込むだけなので簡単でした!
一袋で3〜4人前は作れるので、この時期の晩御飯にもぴったりですね。
韓国料理は辛い物が多いですが、参鶏湯は辛くないので、お子さまから大人まで楽しめます。そしてとてもおいしいのでおすすめです!
みなさんも夏バテ防止に手作り参鶏湯に挑戦してみてはいかがですか?
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