スモークの香りとカツオ風味をアップした「燻製だし醤油」
広島の老舗醤油メーカーの川中醤油は“使うだけでスモーク薫る”薫製が楽しめるだし醤油「燻製だし醤油70ml」=写真=を1日からリニューアル発売している。同商品はワインに合う“大人のおつまみ”を手軽に楽しむ醤油として2009年に発売した「薫る大人の醤油(燻製醤油)」のリニューアル品で、同社直営店や通信販売などでリピーターも多い人気商品だった商品のさらなる拡販を目指し、商品名やラベルを大幅変更するとともに、漬け込む薫製節の量を1.5倍に増量し、薫製の香りとカツオの風味をアップさせている。
醤油を燻(いぶ)すのではなく、燻した厚削りの鰹節を漬け込む独自製法でカツオのうまみ・香りが加わっている。香りを逃がさないために自社で薫製を行っている。スモーク材の中でも薫りが強い「桜チップ」でじっくりと4日間薫製しており、薫製後はすぐさま醤油に漬け込んでいる。
漬け込む醤油は同社が得意とするだし醤油を使用しており、カツオと昆布の合わせだしのうまみが食材の味を引き出し、“かけるだけ”“漬けるだけ”で料理をおいしく仕上げてくれる。
そのほか、70mlの小容量商品なので持ち運びも便利で、家飲みはもちろん、イス飲みやキャンプなどのアウトドアでも手軽に薫製を楽しむことができる。
同社では「カツオの一番だし」を自社でとっており、そのためカツオの厚削り節のだしがらが出るのだが、それを自社で薫製して再利用している。これは、同社ならではの独自製法で“もったいない”を“薫製”という付加価値に変換している。その意味では約10年前からSDGsを実践していたかもしれない商品だ。同社ではコロナでも楽しい食卓を支える調味料として役立ててもらいたいとしており、引き続き食卓を楽しくさせる商品開発に注力していく方針だ。
「燻製だし醤油70ml」の希望小売価格は378円(税込み)となっている。
◇日本食糧新聞の2022年1月31日号の記事を転載しました。
日本食糧新聞の発行からウェブサービスの電子版、セミナーや展示会まで、食に関わる情報サービスをベースに人とのつながりやビジネスを支えます。 日本食糧新聞 外食レストラン新聞 百菜元気新聞 月刊食品工場長 電子版 たべぷろ 動画配信等のメディア事業 食品経営者フォーラム 食品文化振興会 新製品研究会 表彰事業 ファベックス 展示会 料理教室等各種事業
詳しくはこちら
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。