ハイタイ!5月8日の「ゴーヤーの日」に続いて8月5日は実は「裏ゴーヤーの日」です。語呂合わせではありますが、ちょうど5月~8月あたりが沖縄ではゴーヤーのハイシーズンであることからもきていて、この期間にはゴーヤーの販促など様々なイベントが各地で催されたりするのですよ!今回はゴーヤーの食べ方についてご紹介したいと思います。ワタも捨てないでくださいね。

夏バテ防止にもピッタリのゴーヤー

前回の記事はこちら
沖縄ならではのゴーヤーチャンプルーの作り方【5月8日は、ゴーヤーの日】

夏真っ盛り!グリーンカーテンなどでゴーヤーを育てている方も、そろそろ収穫が見えてきたころではないでしょうか?

ゴーヤーは非常に多くのビタミンCを含む野菜で、その量は100gあたり76mgと言われています。これは同じく夏野菜として知られるトマト(14mg)やきゅうり(14mg)の5倍以上もあります。

そして、ビタミンCは加熱すると壊れやすいのですが、ゴーヤーに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいという特徴があり、生でも調理してもビタミンCを取ることができる珍しい野菜です。

独特の苦みは「モモルデシン」という成分で胃腸の粘膜を保護したり、食欲を増進させたりする作用があります。夏といえば暑さで胃腸の働きが弱まって食欲がなくなり、いわゆる「夏バテ」になりやすいですが、ゴーヤーはまさに夏バテ防止にはもってこい!積極的に取りたい野菜です。

ゴーヤーといえばチャンプルーですが……

さて ゴーヤーといえば「ゴーヤーチャンプルー」(語尾を伸ばすのが沖縄風)ですが、そんなに毎日炒め物ばかりでは飽きてしまいますよね。

1年の半分が夏のような気候である沖縄ではゴーヤーはほぼ1年中出回っているおなじみの野菜で、給食にもよく登場します。そのため、ゴーヤーの食べ方についてもいろいろと工夫しています。

主婦の友人に最近教えてもらったのが「ゴーヤーの肉詰め」です。ゴーヤーを輪切りにしてワタを繰り出したところに肉を詰め、両面を軽く焼いてから蒸し焼きにします。こちらは家にあった合いびき肉ですが、鶏肉で作ってもおいしいと思います。

ポン酢をかけてみましたが、味を付けておいて醤油やチーズをのせたり、アレンジも楽しめますよ。

ほか、カレーに入れるのはもちろん、生で薄くスライスしたものをツナサラダに入れてみたり(ツナとゴーヤーと生玉ねぎスライスをマヨネーズで和えます。卵を加えてもGOOD)、そうめんの具にしてみたり、沖縄ではゴーヤーは家庭だけでなくレストランでも幅広く使われています。

最近ではカフェバーのバーニャカウダでゴーヤーを見かけました。かかっているのはパルメザンチーズです。お洒落ですね!

困ったら……揚げてみましょう!ワタも捨てないでアレンジ!

さて、ゴーヤーがたくさんあり過ぎて困るご家庭で大人気なのが、「ゴーヤーチップス」です。ゴーヤーを薄く切って揚げるのですが
・素揚げ
・小麦粉や片栗粉などの衣をつけて
・天ぷら
どれでもおいしく食べられます。

油が気になる方はトースターでカリカリに焼いたり、天日干しにしたりてもOKです(時間はかかりますが……)

できあがったチップスは軽く塩を振って食べるととまらないおいしさ!中でもお子様にも大人気なのがカレーパウダーをまぶしたカレー味です。

パリパリにするコツはなるべく薄く切ること。

さらに、ゴーヤーの調理時に捨ててしまう「ワタ」ですが、これも揚げることでおいしく大変身!

実はゴーヤーのワタには本体よりも栄養素が豊富なのです。苦みの元とも言われますが、これをコーンや玉ねぎなど甘みのあるものとかき揚げにすると…とってもおいしく食べられます!

「おいしい!これ何?」と思うこと間違いなし!ぜひチャレンジしてみてくださいね。