久原本家グループは、あごだしのうまみを生かした調味料を販売する久原醤油から、鍋つゆでの新しい提案として「〆で味変 2度旨い鍋」シリーズ4品を9月から発売している。久原醤油が「鍋の〆」に関するアンケート調査を実施したところ、一人で鍋を食する際に締めをする人の割合が7割以上という結果に。理由を尋ねるとそのうち約6割の人が「〆が美味しい/楽しみ」と回答した。これを踏まえ今回、“〆で味を変える!ひと鍋で2度美味しい”鍋つゆキットとして、同シリーズを提案するに至った。

「〆で味変 2度旨い鍋」シリーズでは、「始めの鍋つゆ」と「〆のつゆ」がセットになっている。始めの鍋を楽しんだあとに、締めのつゆと麺を入れることで味が変わる点が特徴。

「〆で味変 レモン鍋」(〆=エスニック風)、「同旨辛鍋」(〆=酸辣湯風)、「同とんこつ鍋にんにく」(〆=にんにく)、「同とんこつ鍋辛味噌」(〆=辛味噌)の4品がある。

「〆で味変 レモン鍋」の「始めの鍋つゆ」は、鶏のうまみと昆布のだし、焼きあごだしにレモンとユズの風味を合わせたつゆで、あっさりした味わいになっているという。「〆のつゆ」は、ナンプラーや自社製あご魚醤、ショウガ、魚介のうまみを利かせ、柑橘の酸味と風味で食べやすく仕上げたつゆだとしている。

「同とんこつ鍋辛味噌」は、「始めの鍋つゆ」で、濃厚とんこつとあごだしのうまみを生かし、コクがありつつも飽きのこない味わいにこだわっている。「〆のつゆ」では、赤味噌のコク、コチュジャンと豆板醤の辛さをバランスよく合わせたという。

◇日本食糧新聞の2021年9月15日号の記事を転載しました。