ダイエット成功の秘訣「カロリーを制限しない食べ方」をスポーツ栄養士が伝授
フィットネス業界でダイエットサポートを担当していた時に、運動でカロリー消費を増やし食事でカロリーを減らす指導をしていました。しかし、食事を減らしているのにも関わらず体重が減らない方や見た目も疲れている方が見受けられました。それは、カロリーだけに注目し、カロリーを控える食事制限を行っていたことが原因でした。健康的にダイエットを成功させるには、カロリーばかりに着目しない食べ方を意識することがポイントです。
カロリーを控えすぎることはダイエットの落とし穴
一般的に体重を減量しようとする時には、食事のカロリーを控える方がほとんどです。
しかし、食事を控えているのにも関わらず体重が減らない経験をしたことはないでしょうか。私も食べている量が少ないのにも関わらず、痩せない経験を何度もしました。実は、ただ食べる量を減らすだけでは健康的な減量にはつながらないのです。
ダイエットという言葉を耳にすると「痩せる」とイメージしますが、ダイエットの本当の意味は「日常食」です。ダイエットをすることは、「日常の食事を正す」ということになります。決して、カロリーを控えた食事をすることではないのです。カロリーを控える食べ方をすることは、ダイエットの落とし穴。控えるよりも摂ったカロリーをしっかり燃焼する食べ方が大切です。
身体を動かし、脳が働くためにはカロリーが必要
カロリーはなぜ必要なのでしょうか。私たちが身体を動かし、脳が働くためにはカロリー(エネルギー)が必要です。車で例えるとガソリンのような役割です。ガソリンがなければ、車が動かないように、カロリーがなければ人間も動きません。身体の機能を動かすためには、しっかりカロリーを摂って、どんどん燃焼させることが大切です。
もし、摂るカロリーが少ない場合は私達の身体はどうなるのでしょうか。人間は環境に適応する力があるので、摂ったカロリーが少ないと、少ないエネルギーで動く省エネ体質の身体へ適応してしまいます。
省エネ体質になってしまうと、できるだけエネルギーの消耗を避けようと基礎代謝が低下し、摂ったカロリーを身体に溜め込みやすくなってしまいます。おいしい楽しい食事を我慢しているのに、良い結果が生まれないのはもったいないですよね。
太りにくい身体は、しっかり食べて作られる
カロリーを控えることは、基礎代謝や新陳代謝を低下させ老化や筋力低下を促します。良いことではありませんよね。では、どうすればいいのでしょうか。
それは、摂ったカロリーをしっかり燃やす食べ方をすることです。主食の中でもカロリーを燃やしやすい食べ物が「お米」です。お米はパンに比べて脂質が含まれる量が少なく、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維も含むマルチな食材です。
さらに質のよい雑穀を加えて雑穀ごはんにすることで栄養価がパワーアップし、さらにカロリーを燃やしやすくします。成人女性の1日のお米量の目安は約2合です。しっかりお米を食べて太りにくい身体を手に入れましょう。
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。