野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住です。少しずつ暖かい日が増えてきて、春の訪れももう間もなくですね。今年はイベントなども中止になり、子どもたちのワクワク時間も減ってしまっていますよね。そこで今回は、おうちごはんにも遊び心を取り入れたスティックお好み焼きをご紹介します。
お好み焼きは、キャベツを中心に野菜がたっぷり摂れるメニュー。生野菜が苦手な子どもでも無理なく食べることができますよね。生地に入れるはんぺんの効果でふわふわに仕上がります。そして、このレシピではたまご焼き器を使って焼くので、生地を流し入れるだけで成形する必要がありません。夜ごはんづくりの時間を1分でも短くしたいママにはうれしいですよね。さらに、材料をポリ袋で混ぜるので洗いものも少なく、子どもに混ぜる工程をおまかせもできるレシピです。

たまご焼き器でつくる野菜たっぷりスティックお好み焼き

【材料】(16cm×13cmのたまご焼き器1台分)
キャベツ 大きめ2枚(100g)
青ねぎ 10g(大さじ2)
コーン 大さじ2
ツナ水煮缶 1缶
天かす 大さじ2
はんぺん 1枚(90~100g)
小麦粉 40g
卵 1個
水 80cc
油 大さじ1
お好みソース 適量
マヨネーズ 適量
青のり 適量
かつおぶし 適量

【作り方】
1. ポリ袋にはんぺんを入れ、手で揉んで崩す。

少し固形が残ってもOK! 

2. 小麦粉・卵・水を加えてさらに揉み混ぜ合わせる。

3. 細切りにしたキャベツ・小口切りにした青ねぎ・コーン・水切りしたツナ・天かすを加えて混ぜ合わせる。

4. たまご焼き器に油を熱し(3)を入れたら、アルミホイルをかぶせ両面焼き色がつくまで蒸し焼きにする。

5. 8等分にカットしたらスティックを刺し、ソース・マヨネーズ・青のり・かつおぶしをトッピングする。

<POINT>
・春キャベツは葉がやわらかくて甘いので、細かく切りすぎずに旬のおいしさを味わう。
・具は豚肉など普段お好み焼きに入れるものなら何でもOK。
・焼きあがったものは冷凍保存もOK。

はんぺんで手軽にふわふわ食感

魚のすり身と山芋を原料に作られているはんぺん。お好み焼きの生地に入れると、山芋をすりおろしたり、専用の粉を用意したりする必要もなく、本格的なふわふわ食感に仕上げることができます。味もしっかりついているので、生地にだし汁を入れる手間も省けてとっても便利!しかもお手頃価格なのがうれしいですよね。

はんぺん入りのお好み焼きは、冷めてもふわふわ食感のまま。お弁当に入れるのもおすすめです。たまご焼き器で四角く焼くので、お弁当にも入れやすい形に仕上がります。

紀文 徳用ふっくらはんぺん 98円(税抜)

【働くママへのエール】いつものメニューにも遊び心を

毎日忙しいと、平日の夜ごはんに新しいレシピにはなかなかチャレンジしにくいですよね。いつものメニューでも、少し形を変えて遊び心を取り入れてみると、子どもがよろこぶ見た目に仕上げることができます。

「お好み焼きはまるいもの」という固定概念を崩すことも大切です。スティック状にしてしまえば、まあるくきれいに焼かなければ!と成形に付きっきりになる必要もプレッシャーもなくなります。ただでさえ時間との勝負で大変な夜ごはんづくり。概念にとらわれなくなるだけで、少し肩の荷がおりる気がしませんか?

凝ったメニューや、おしゃれなメニューには憧れますが、いつものメニューもほんの少しの工夫で、つくるママも食べる家族も笑顔になれるメニューに早変わり!ぜひスティックお好み焼きお試しください。

(野菜ソムリエプロ 小島香住 @kasumiii.mm