子どもが野菜嫌いで全く食べてくれない!お悩みのママは多いと思います。せっかく作った晩ごはん、食べてもらいたいですよね。子どもの野菜嫌いは「見た目」「味」「野菜の大きさ(食べやすさ)」など理由がさまざま。そこで今回は、旬の春キャベツをたっぷり使ったカレー風味の「焼きうどん」とともに、お子さんの野菜嫌い克服のポイントをご紹介していきます。電子レンジ使用で洗い物も少ない、スピードメニューですよ。

春キャベツたっぷりカレー焼きうどん

【材料】(2人分)
春キャベツ 1/4個
魚肉ソーセージ 1本
ちくわ 2本
かつお節 ひとつかみ
うどん玉(ゆで) 2玉
◆醤油 大さじ2
◆みりん 大さじ2
◆カレー粉 小さじ1

【作り方】
1.春キャベツはせん切りにする。魚肉ソーセージとちくわは斜め切りにする。うどん玉は半分に切る。◆を合わせる。

<野菜嫌い克服ポイントその1>
野菜のサイズが大きいと食べにくいので、キャベツは小さめに切る。

2.耐熱容器にキャベツ・かつお節・うどん・魚肉ソーセージ・ちくわを入れる。

◆をかける。

3.ラップをして電子レンジ600W・5分加熱する。一度取り出しかき混ぜ、さらに4分加熱する。

親しみやすいカレー味なら、お子さんが苦手な野菜でもおいしく食べられる

子どもたちはカレー味が大好き。少し苦手な野菜でも、カレー味にすると食べられるというお子さんも多いはずです。

<野菜嫌い克服ポイントその2>
好きな味付けにする。

子どもの好きなカレー味を付けるのにおすすめなのは【辛くないカレー粉】です。市販のカレールーも使い勝手が良いのですが、油脂が多いのでお子さんがたくさん食べるには不向きですし、洗い物も大変になりがち。

また、カレー粉やカレーパウダーは、辛さが強いものが多く、少し使うだけでも子どもには「辛い!」となって食べることができない場合があるので、辛くないカレー粉を使うとよいでしょう。

今回使用したのは、カネカサンスパイスの「辛くないカレー粉」(100g入り・本体価格800円)。ウコン・クミン・コリアンダーなど辛くないスパイスだけが使われており、我が家の辛いのが苦手な4歳児でも問題なく食べることができる、風味豊かなカレー粉です。

また、今回使用した野菜「春キャベツ」は、食感がやわらかく、甘みも強く、野菜独特の青臭さが少ないので、野菜全般が苦手というお子さんでも比較的食べやすいのではないかと思います。さらに魚肉ソーセージやちくわ、かつお節を具材にすることで、うまみも加わり、より美味しさを感じる工夫をしました。

お子さんの「好きなもの」や「食べたい!」と思える献立にひと工夫して、少しでも野菜に挑戦してもらえるとうれしいですね。

【働くママへのエール】子どもの「食べてみようかな」の気持ちを引き出すために

我が家の息子も、苦手な野菜が入っているのを見ただけでテンションが下がり、食事時間もだらだら…ということがよくあります。なので、メニューに子どもの好きなものは必ず登場させ、最初からの食欲ダウンをまずは回避します。

かといって好きなものは多く提供せず、他の物や野菜にも手を伸ばしてもらえるように促します。

<野菜嫌い克服ポイントその3>
見た目もポイント。食べきれる量を盛り付けるなどの工夫も。

帰宅後慌ただしく、子どもの好みやすい麺類や丼など一品完結メニューになることも多いですが、それでもOK。食べなさい!と言ってしまいがちですが、子どもが「食べてみようかな」と思える雰囲気が作れるよう、大人もリラックスして、楽しい気持ちで食事時間を過ごしたいですね。

(キッズ食育トレーナー 藤原真希 @comaki1472