味覚の秋。食べ物が一段とおいしい季節になりましたね。その中でもさつま芋は甘くて子どもも大好きな食材。でも、ちょっと加熱に時間がかかるな…と思ったことはありませんか?今回は冷凍の大学芋を使って加熱時間を短縮し、鶏肉と合わせてレンジでチンするだけの【さつま芋と鶏の甘辛煮】を作りました。大学芋に甘みが付いているので、追加の調味料は醤油だけで、ボリュームのあるおかずができちゃいますよ。

醤油を入れてチンするだけ【さつま芋と鶏の甘辛煮】

【材料】(4人分)
冷凍大学芋 1パック
鶏モモぶつ切り 300g
厚切り水煮レンコン 1パック
冷凍いんげん 4本
醤油 大さじ1・1/2

【作り方】
1.レンコンは水気をきり、半月に切る。耐熱容器に鶏肉・レンコン・醤油を入れて、全体を混ぜる。

2.蓋をして、電子レンジ600W・3分間加熱する。

3.冷凍大学芋を加え、蓋をしてさらに4分加熱する。

4.一度全体を混ぜ、冷凍いんげんを加えたら、最後は蓋をせず600W・2分加熱する。
(電子レンジの機種によっては加熱時間が異なりますので、鶏肉に火が通っていることを確認してください。)

冷凍大学芋で加熱時間短縮!その他の食材も下処理がラクで火が入りやすいものをチョイス

さつま芋を生から調理しようとすると、しっかり洗って皮をむいて、水にさらして、やわらかくなるまで加熱…と、手間や時間がかかってしまいますが、冷凍大学芋はすでに適度な大きさにカットされ、自然解凍やレンジ加熱2~3分で食べられるようになっている商品なので、すぐにさつま芋が食べたい!という時に重宝します。

また、冷凍大学芋はカリっと食感の飴でコーティングされており、加熱するとその飴が溶け出すので、一緒にレンチンすれば他の食材にも甘みを付けることができます。今回の甘辛煮はその甘みを利用し、お醤油を加えるだけで、あれこれ調味をする必要がありません。

今回使用したのは、「ニッスイ」の『大学芋』(500g入り・税込価格571円)。大容量で食べ応え十分。この他に140g入りのパックも販売されています。

その他の食材として、水煮レンコンや冷凍いんげんを使うと、下処理の手間が省けます。加熱時間が短くても十分やわらかく、冷蔵・冷凍庫にストックしておきやすいのもうれしいポイントですね。鶏肉もすでに切ってあるものを購入すれば、切り分ける手間を省けますよ。

【働くママへのエール】甘めの味付けが食欲そそる・主食とおかずが一度に食べられる

今回紹介したさつま芋と鶏の甘辛煮は、手軽に作れるのはもちろん、ちょっと甘めの味付けが子どもたちの食欲をそそり、パクパク食べてくれるのがうれしいレシピです。

我が家も、延長保育などで晩ごはんの時間が遅くなった時、特に次男はお腹が空きすぎていたり、疲れすぎたりしているせいかダラダラして、思ったように食がすすまないということがよくあるのですが、大好きな大学芋が入ったこのレシピだと喜んで食べてくれます。

さつま芋の栄養価は糖質が主なので、例えば白ごはんの量をそこまで食べることができなくても、おかずの中に入っているさつま芋から糖質を摂ることもできます。

主食・主菜・副菜をバランスよく食べられるのが理想ですが、量が食べられなかったり、食がすすまなかったりするときは、一品でも糖質・タンパク質・野菜類が摂れるおかずを食べるだけでも良いと思います。無理なく、食べたい気持ちを優先してみてくださいね。

(キッズ食育トレーナー 藤原真希 @comaki1472