大妻女子短期大学部准教授・管理栄養士の富永暁子先生による、和牛のうま味を生かして作る、栄養バランスのよいお好み焼きの提案です。今回は、牛のうま味とカボチャを合わせたお好み焼きを作ってみました。和牛のうま味を生地にじんわりとふくませるように焼くことで、いつものお好み焼きより少しぜいたくな味に仕上がります。「家族でホットプレートを囲んでゆっくり焼き、会話しながらその時間も楽しみましょう」と、富永先生。

大妻女子短期大学部・富永准教授のおうち焼肉提案

せっかくの和牛のおいしさが引き立つよう、味付けはソースではなく濃いめのだし汁を用意します。「明石焼きのようにだし汁につけて食べると、味がやさしく落ち着きます。和牛のうま味がしっかり味わえておいしい!」と、富永先生は言います。

一方、ホットプレートで和牛の焼肉を楽しむなら、「牛肉は焼きすぎず」「味付けはシンプルに」。和牛の濃いうま味を生かすためにたれは使わず、なめたけ、佃煮、刻んだいぶりがっこ、梅干しなど、味のアクセントになる各種小鉢を揃えます。焼いた和牛にこれらをお好みで合わせてご飯にのせ、海苔を巻いて食べるのが、富永先生流のおいしい食べ技です。

人間の体内ではつくることができない必須アミノ酸は、牛肉を食べることで簡単に摂取できます。また、体内で不足すると貧血や冷え性になりやすいヘム鉄や、必須アミノ酸と同様、体内で生成できないセロトニン、カルチニン、亜鉛、ビタミンB12、E、B2など、牛肉は多くの栄養素を含んでいます。

こうした栄養素は、野菜や豆類と一緒に牛肉を摂ることで、いっそう吸収されやすくなるそうです。「牛肉を食べるときは野菜と一緒に食べると、効率的に栄養が摂れます」と、富永先生は説きます。

【おうちで焼肉】大妻女子短期大学部准教授・管理栄養士の富永暁子先生が栄養バランスを考えた和牛料理を紹介 #元気いただきますプロジェクト – YouTube