生で食べられる品種が少ない冬野菜は、わざわざ調理するのが面倒ですよね。それに冬野菜を使った食卓は和食が続いてマンネリに……なんてことありませんか?でも冬野菜は身体を温める効果が期待でき、寒いこの季節には積極的に摂りたいものです。
そこで、今回は魚焼きグリルを使って15分で3品完成する、お手軽洋食献立をご紹介します。主菜は「白菜のバター醤油風味パスタ」、副菜は「れんこんとベーコンの包み焼き」「カブのハーブチーズ焼き」です。時間がない日の夕食や、和食続きの食卓に代えて、是非作ってみてください。

<主菜>白菜のバター醤油風味パスタ

【材料】(2人分)
パスタ(5分茹でのもの) 2人分
白菜 5枚
めんつゆ 大さじ3
バター 5g
オリーブオイル 大さじ1

【作り方】
1.パスタを表示時間どおり茹でる。
2.白菜は細めに切り、オリーブオイルを熱したフライパンで炒め、バターとめんつゆを加える。

3.茹でたパスタを加えて全体を絡めたら完成。

<副菜2品>れんこんとベーコンの包み焼き/カブのハーブチーズ焼き

主菜のパスタを茹でるお湯を用意している間に、副菜2品を魚焼きグリルに入れて加熱します。副菜を加熱している間にパスタを用意すると効率よく3品仕上げることができますよ。

れんこんとベーコンの包み焼き

【材料】(2人分)
れんこん 200g
ブロックベーコン 100g
オリーブオイル 大さじ1
白ワイン 大さじ1

【作り方】
1.れんこんは皮を剥いて1センチ幅に切り、ベーコンは5ミリ幅に切る。
2.クッキングシートに(1)を交互に入れて並べ、オリーブオイル・白ワインをかける。

3.クッキングシートで包み、魚焼きグリルに入れ、「強」で10分加熱する。

4.上の部分を少し開いてさらに3分加熱したら完成。

カブのハーブチーズ焼き

【材料】(2人分)
カブ 2個
ピザ用チーズ 50g
乾燥ハーブ(オレガノやバジルがおススメ) 適量

【作り方】
1.カブを1センチ幅に切り、十字の切り込みを入れる。

2.ピザ用チーズと乾燥ハーブをのせ、魚焼きグリルの「強」で13分程度加熱して完成。

魚焼きグリルを使って副菜2品を同時加熱・同時調理が簡単に♪

今回のレシピ、15分で3品完成させるポイントは「魚焼きグリルを使う」こと。魚焼きグリルは魚を焼く時だけしか使わないなんてもったいない!実はとても便利なアイテムです。

魚焼きグリルは火力がとても強く、予熱をせずに使うことができ、中に入れればあとはほっとくだけ。さらに、魚焼きグリルは通常のフライパンよりも大きく、同時に複数の品数を加熱することができます。今回は、副菜2品を魚焼きグリルで一度に加熱します。

魚焼きグリルをうまく使うコツは「奥の方がより火力が強い」ということを覚えておくだけ。今回のレシピの場合、クッキングシートで包んでいる副菜の方が焦げる心配が少ないので、そちらを奥に、手前にクッキングシートに包んでいない副菜を置くようにします。こうすることで、同じ火力の同時加熱でも、2品美味しく仕上げることができます。

さらに、魚焼きグリルで副菜を仕上げるともう一つ良い点があります。それは「電子レンジもグリルも全て空いている!」ということ。この2つが空いていればグリルで主菜を作ることができますし、冷蔵庫の残り物を電子レンジで温めるなど、自由にキッチンで調理できます。忙しいワーママこそ、魚焼きグリルを味方につけましょう!

【働くママへのエール】魚焼きグリルはワーママの強い味方

子育てに仕事にと毎日忙しくしていても、家族のために、夕食は1品料理ではなく、品数を少しでも増やしてあげたいものですよね。そこで、魚焼きグリルの出番です。

私は子供ができるまで、魚焼きグリルは焼き魚の時しか使ったことがなかったのですが、短時間で複数の品数を作りたい時に、キッチンのスペースをとっている魚焼きグリルを使わないのはもったいない!副菜は魚焼きグリルに任せよう!そう考えて思いついたレシピです。

このレシピのおかげで、忙しくても副菜も添えた夕食を用意することができるようになりました。キッチンにある魚焼きグリル、副菜づくりに是非役立ててみてください。

(育児料理アドバイザー 菅智香 @japanese_kitchen