今回はたった10分で作れる豚肉のトマトクリーム煮のレシピです。フライパン一つででき、包丁もまな板も不要。さっと煮るだけで完成です。一番のポイントはパスタソースを利用したこと。絶対失敗せずに、あっという間に美味しくできるので、ぜひ試してみてください。

ナポリタンソースを使った豚肉トマトクリーム煮レシピ

今回ご紹介したいレシピは、ナポリタン味のパスタソースを使い、あっという間にできる豚肉のトマトクリーム煮です。さっと煮るだけで、誰でも美味しく作れます。

トマト缶を使うレシピは、煮込み足りないと酸味が残ってしまうこともありますが、このレシピならそんな心配は無用。

また、トマトクリーム煮というと鶏肉が一般的ですが、豚こま切れ肉を使います。火が通りやすく、切る手間がいらないからです。もちろん、豚肉もトマトクリーム味によく合い、とっても美味しいんですよ。栄養面では、豚肉は、糖質をエネルギーに変える時に必要なビタミンB1を多く含んでいるのもうれしいですね。

【材料】(2人分)
豚こま切れ肉　160g
片栗粉　大さじ1/2
冷凍ほうれん草　1/2袋(100g)
パスタソース(ナポリタン)　1袋(260g)
牛乳　100cc

【作り方】
1. 豚こま切れ肉に片栗粉をまぶす。

このひと手間で、豚肉がふっくらと仕上がり、またソースにほどよいとろみも付きます。ポリ袋を使うと、手やボウルが汚れず、後片付けも袋を捨てるだけなので簡単！

2. フライパンにパスタソースと（１）の豚肉を入れてフタをし、中火で3～4分蒸し焼きにします。焦げ付かないよう、途中で一度混ぜてください。

3. 冷凍ほうれん草を加えてさっと火を通します。

4. 牛乳を加え、ひと煮立ちしたら完成です。

※牛乳の量は目安です。使用するパスタソースのメーカーにより味の濃さが異なりますので、お好みの味になるよう調整してください。

＜ポイント＞
・豚肉に片栗粉をまぶすことで、お肉がふっくら柔らかく仕上がり、ソースにほどよいとろみもつきます。

・パスタソースを使うので、煮込む必要がなく時短。火を通し過ぎないことでお肉が柔らかく仕上がるというメリットも。

・パスタソース単体だと、子どもさんにとっては少し味が濃いめなのですが、牛乳を加えてトマトクリーム煮にすることで味を美味しく薄められます。

パスタソースと冷凍野菜で時短・失敗なし！

今回のレシピでは、パスタソースでパスタを作るのではなく、ちょっと豪華に見えて、子どもも喜ぶトマトクリーム煮に変身させました。パスタソースはそれだけで味が完成しているので、時短でかつ失敗なしです。

パスタだけでは栄養がかたよりがちですが、お肉と野菜を使うことで栄養バランスも改善します。

ただ、パスタソースは、子どもにとっては少し味が濃いめです。そこで、牛乳を加えてトマトクリーム煮にすることで味を薄めて調整しています。

今回は「マ･マー　トマトの果肉たっぷりのナポリタン」（日清フーズ）を使いました。2人前260gで200円程度で購入可能です。パスタソースは使用するメーカーにより、味の濃さが多少異なるので、お好みの味になるように牛乳の量を調整してください。

また、冷凍野菜を使うことで、下ごしらえの手間や時間も省略できます。今回使用したほうれん草は、根元の土をよく洗ったり、あく抜きをしたり、ちょっと手間がかかりますが、冷凍ほうれん草なら何もせずにそのまま使えます。

冷凍野菜は栄養価が劣るのでは？と思うかもしれませんが、一般的に旬の栄養価が高い時期に収穫したものを冷凍していて、ビタミンやミネラルは冷凍後もほとんど減少しないと報告されています。

さらに、生の野菜と違い、購入後すぐに使わなくても良いので買い置きができ、使いきられなくても大丈夫。忙しいワーママにはぴったりですね！

【働くママへのエール】食事作りは完璧を目指さなくて大丈夫！

働きながら、子育てをするって本当に大変ですよね。特に毎日の食事作りは、洗濯や掃除と違って、「今日はやらないでおこう」と出来ないので特に負担に感じている方も多いと思います。

家族には美味しくて栄養のある食事を作ってあげたいと思っているのに時間がない。一生懸命作ったのに、子どもがあまり食べてくれず、イライラして、そんな自分にまた自己嫌悪…。特に子どもが幼児の時は、私もそんなことがしょっちゅうでした。

また、市販品や冷凍野菜、カット野菜を使うことに罪悪感を感じてしまうママもいると思います。

その気持ちもよく分かりますが、私は、食事作りは毎日のことなので、完璧を目指す必要はないと思っています。もちろん、すべて手作りできたらそれがベストかもしれません。しかし、無理をして疲れ果ててしまうより、便利なものはどんどん利用すべきです！

食事作りの負担が減れば、時間に追われたり、なかなか食べてくれない子どもさんにイライラしたりすることも減ります。その分、子どもさんと一緒に楽しく過ごす時間が増えると思います。

食事はとても大切だけど、子育ては食事作りがすべてではありません。時間がない時や疲れている時は、自分ができる範囲でのベストを目指せばそれでよいと思います。

今回のレシピが、忙しい皆さんのお役に立てたらうれしく思います。

（キッズ食育マスタートレーナー 河埜玲子　＠reiko.kono）

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