ボンジョルノ!イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは、豚肉のピカタ、イタリアの伝統的な家庭料理です。夏は暑くて食欲がなくなりますが、たまにはボリュームたっぷりの豚肉料理でスタミナをつけましょう!フライパンで焼くだけなので、たったの15分でできる簡単な料理ですが、卵とパルミジャーノチーズで包んでいるので、子どもたちも喜ぶ夕食になることうけあいです。忙しいママも、しっかり食べて元気に夏を乗り切りるために、最適なメニューです。

簡単イタリア家庭料理!豚肉のピカタ

暑いとついつい作るのも食べるのも簡単なメニューになりがちですが、こういう時こそきちんとスタミナをつけるために、夏バテの疲労回復のためにも、豚肉を使った簡単なお料理をご紹介します。

卵とパルミジャーノチーズが入るのでボリュームたっぷりですが、フライパンで焼くだけなのでとっても簡単。トンカツのように揚げ物ではないので、気軽に作れます。

【材料】(4人分)
豚のロース肉(40gくらいのもの) 約12枚
卵 2個
パルミジャーノレジャーノチーズ(粉末) 40g
小麦粉 大さじ2
塩・こしょう 適量
オリーブオイル 大さじ2

【作り方】
1.豚肉を肉たたきで軽くたたいて、塩・コショウをする。小麦粉を軽くつける。

2.ボウルに卵を溶いて、パルミジャーノチーズを加えよく混ぜたものに、豚肉をつける。

3.フライパンにオリーブオイルを熱し、卵液に浸した豚肉を入れ、両面それぞれ3分ずつ焼いたらできあがり。

豚肉のピカタにあうサッパリしたトマトソース

ピカタより先にトマトソースを作りましょう。材料を全て混ぜて約15分、マリネするだけです。

【材料】
プチトマト 15個くらい
ニンニク(小) 1/2個
唐辛子 1/2本
バジルの葉 4~5枚
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々

【作り方】
1.トマトを半分に切ってから4等分にして、さらにもう少し小さく切る。
2.ニンニク・唐辛子・バジルをみじん切りにして、材料を全て混ぜ合わせてマリネする。
3.豚肉のピカタができたら、一緒に添えていただきます。

フライパンで焼くだけだから、とにかく簡単

暑い夏は食べるのも面倒だけど、とにかく作るのが面倒ですね。忙しいワーママは帰ってきてから大急ぎで夕飯の支度をするわけですから、簡単なのが一番です。

ただ焼くだけの料理はワンパターンになりがちですが、ピカタなら衣をつけただけで、イタリアンレストランのような美味しいお料理になりますよ。特に、豚肉はメニューがワンパターンになりがちなので、覚えておくと便利です。

ピカタに添えるトマトソースも、火を使わずにマリネにするだけ。バジルの香りが食欲をそそります。ゆでたパスタにバターを和えたもの、またはごはんにもよく合います。夏の疲れた夕飯に最適ですよ。

ワンプレートに盛り付けておしゃれに!

黄金色にこんがり焼けたピカタとトマトの赤とバジルの緑がカラフルで楽しい一皿。トマトの酸味と合わせるので、夏にもピッタリなさわやかな料理です。この際だから、ごはんも一緒に盛り付けてワンプレートにしてしまいましょう。

簡単なのに美味しいカフェごはんメニューです。暑くて食欲がないといいつつも、まず見た目がかわいいと、ついつい手が出るものです。ワンプレートにすると、後片付けも簡単。暑い夏の夜にはサッと片付けられるのも、メニュー選びの大事な要素です。

特に忙しいママこそ、ボリュームたっぷりの豚肉でスタミナをつけて、元気に夏を乗り切りましょう。