こんにちは! 偏食児持ちの食育インストラクターのひなた葵です! 子どもも大人も大好きな気軽に食べられる外食って何が浮かびますか? わが家の定番は吉野家の牛丼です。ポケモンとのコラボ丼なども最近は販売されていて、うちの子どももものすごい食いつきっぷりです。あの一歩店内に入った途端に漂ういい匂いがたまらないですよね! 私もこれまでの人生で何食食べたか数えきれないくらい食べてきました(笑)。そこで、何とかあの美味しさを家庭で再現できないか工夫してみた結果、「これぞ吉野家!」といった味が出せたので皆さんにも共有します。

吉野家風の決め手は白ワイン!

吉野家の牛丼の特徴といった何でしょうか。とろけるように柔らかいお肉や玉ねぎがまず浮かぶのではないでしょうか。そして、お肉と玉ねぎにちょっぴり甘いタレがたっぷりと浸み込んでいてジューシーですよね。

吉野家で牛丼を食べる時は「つゆだくで!」と注文するぐらい、あのつゆのとりこになっています(笑)。つまり、吉野家の味に近づけるためには、あのつゆを再現させることがポイントだと思ったので、今回つゆ作りに特に力を入れて頑張ってみました!

吉野家っぽい香りを出す決め手は白ワインです。1本300円ぐらいの安いものでOK! 初めは料理酒でやってみたのですが、あの美味しそうな香りになりませんでした。ちょっぴり物足りない印象だったので、結局、フルーティーな香りのする白ワインに落ち着きました。

【材料】(2人分)
牛バラ肉 200g
玉ねぎ 1玉

白ワイン 50cc

水 300cc
砂糖 大さじ1.5
醤油 大さじ2
昆布 5cm程度
和風顆粒だし 小さじ1/2
中華スープの素 小さじ1/2

紅ショウガ お好みで

【作り方】
1.玉ねぎは5mmくらいの厚さに切る。

2.鍋に白ワインを入れて匂いが飛ぶまで煮詰め、玉ねぎを加える。

鍋に白ワインを加えて数秒ぐつぐつと沸騰させます。

濃厚なワインの香りが加熱されることによってアルコール成分がとんで和らいだら、玉ねぎを加えます。

3.そこに水と昆布、だしの素、調味料を加えて煮ます。

4.2分程度煮て玉ねぎが透き通ってきたら、そこに牛肉を加える。

このくらい玉ねぎが透明になってきたら、牛肉を加える目安です。

牛肉どうしがくっついてしまわないように、箸で広げていきましょう。

5.5分程度煮て、お肉に火が通ったら完成。

香りがもうすでに吉野家です! 結構感動ものですよ。

吉野家っぽく上に紅ショウガをのせたら完成! もちろん味も吉野家そのもの!

10分煮るだけの時短レシピ

娘が本当に喜びました(笑)。「ママは牛丼を作るプロだったんだね」とまで言ってもらえました(笑)。面倒な手順は一切なし。むしろ普段の料理よりも楽なくらいの工程なのに、ここまで家族に喜んでもらえたら嬉しいです!

つゆをたーっぷりとご飯にかけてつゆだくで食べると美味しいですよ。娘流おすすめの食べ方は上にスライスチーズをのせることです。食べていくうちにとろけていって、コクが出て美味しいそうです。

基本的に、調味料を加えたら放ったらかしなので、手間いらずの時短レシピです。吉野家のようにとろりととろける食感を出すには圧力鍋でコトコトと煮込まなくてはいけないようなイメージですが、そんなことはありません。煮込み時間は全て合わせても10分足らず! とっても手軽に作れちゃいます。

中華スープの素が活躍

でも、今回の課題は時短だけでなく、時短しつつ吉野家の味に近づけることです。手早くあの風味を作り出すために、白ワインの他にもこだわったポイントがあります。それは、だしの配合です。

いろいろ試してみた結果、昆布と和風顆粒だし、中華スープの素を混ぜてみました。中華スープの素も混ぜるのが風味の影響に大きかったです。白ワインもそうなのですが、料理酒や和風顆粒だしだけだと、美味しいけれど昔懐かしのほっこり風味になってしまうんです。そこにほんの少し調味料を加えることによって、家庭の味とは少し違う吉野家風味に仕上げることができました。

とても手軽に作れるのにお腹も心も満足できるので、是非ご自宅でも試してみてくださいね!