こんにちは。仙台在住の料理家sato aiです。働くママが夜ごはんを15分以内に作るお助けになる、作り置きの常備菜は、冷蔵庫に是非ストックしておくことをオススメします。今回ご紹介するお料理は全て冷凍できます。冷凍で正しく保存することで、作り置き常備菜は1週間以上日持ちします。冷蔵の場合は3〜4日、冷凍の場合は2週間程度までが目安になります。
簡単に作れる野菜の常備菜は、日持ちがするのでごはんにのせたり、パンと合わせたり、パスタやスープに変化したりと、いろいろなメニューにアレンジすることができるのも魅力です。

ごはんにも合う、味噌風味のラタトゥイユ

洋風のイメージの強い野菜のトマト煮ですが、お味噌を入れて和風に仕上げました。お好みの夏野菜をたっぷり入れて煮込んだ後に、味付けは仕上げに行うのがポイントです。

【材料】(4人分)
人参 1本
茄子 1本
ズッキーニ 1/2本
玉ねぎ 1個
赤パプリカ 1/2個
にんにく 1片
トマトの缶詰 300ml
オリーブオイル 大さじ1
塩 適宜
合わせ味噌 小さじ1
醤油 小さじ1

【作り方】
1. 野菜類(人参、茄子、ズッキーニ、玉ねぎ、パプリカ)は同じ大きさに揃えて角切りにする。にんにくは皮をむいて半割りにする。

2.鍋ににんにく・オリーブオイルを入れて加熱する。にんにくがきつね色になってきたら、(1)で切った残りの野菜を全て入れる。蓋をして弱火でじっくり火を入れる。

3.野菜のカットした角が取れて丸くなってくるまで火を入れる。

4.トマトの缶詰を入れてトマトの酸味がなくなるまで煮る。塩・合わせ味噌・醤油を入れて味を整えて完成。

<おすすめアレンジ>
味噌の風味がご飯との相性も良いので、バターライスなどに添えて主食として食べても美味しいです。茹で上がったショートパスタとあわせたり、水とブイヨンをプラスして具沢山スープとしても召し上がれます。

しらすと小松菜の佃煮

たっぷりの小松菜を使って作る佃煮は、クセがなく何にでも合わせることができる優れものです。日にちがたっても水分が出にくく味も変わらないので美味しくいただけます。

【材料】(4人分)
小松菜 1袋
しらす 大さじ3
白炒りごま 大さじ1
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1/2
ごま油 大さじ1/2

【作り方】
1. 小松菜は1cm幅に刻む。

2. フライパンにごま油をひいて、(1)の小松菜・しらす・白炒りごまを入れて炒める。

3. 小松菜がしんなりしてきたら、醤油とみりんを入れて味を整えて完成。

<おすすめアレンジ>
ごはんにふりかけのようにかけて食べてみて下さい。炒り卵を添えても彩りがきれいです。冷奴にのせたり、冷やしそばやうどんにのせてもオススメです。チャーハンの具として、一緒に炒めても良い味付けです。

カレー風味のキャロットラペ

定番の作り置きメニューのキャロットラペを、カレー風味に仕上げました。人参が苦手なお子様も、カレーの風味でぽりぽり食べられますよ。

【材料】(4人分)
人参 2本
塩 小さじ1ほど
A 米酢 大さじ1
A オリーブオイル 大さじ1
A カレー粉 小さじ1
A 砂糖 小さじ1

【作り方】
1. 人参は皮を取り除き、ピーラーで薄く削いでいく。

※ 人参の残りが少なくなってくると、手をそぎやすくなるので菜箸などを人参の根元に刺して作業をしましょう。

2. 人参に塩をふり、手でもんで水出しをする。余分な水分は絞って取り除く。

3. Aの調味料を入れて味付けをして完成。

<おすすめアレンジ>
カレー風味なので、ごはんのおかずだけでなく、焼いたバケットの上にのせたり、そうめんなどの具にも使用できます。お刺身の上にサラダ感覚でのせるだけで、彩り豊かな1品が出来上がりますよ。日持ちがして、味も変わりにくいのでいろいろなアレンジで使用してみて下さい。

作り置き常備菜の正しい保存方法は

水分が多いものはしっかり煮詰めて水気を飛ばすと、味が変わることなく保存できます。漬物やピクルスなど、塩や酢を多めに使用したものも日持ちが良いのが特徴です。

保存する際はしっかり冷やしてから、容器に移し冷蔵、もしくは冷凍しましょう。ほうろう容器や、ガラス容器、密封できる保存ジャーなどがオススメです。保存容器は、食品を入れる前にしっかり洗い、乾燥をしてから使用しましょう。

冷凍する場合はフリーザーパックを使用しても手軽で、場所も取らないので良いと思います。

作り置き常備菜を活用して、夜ごはんのレパートリーを是非広げてみて下さい。