こんにちは。仙台市在住の料理家sato aiです。成長期の子供の平日の夜ごはんには、肉料理だけでなく魚料理もバランスよく取り入れた献立がおすすめです。とはいえ、日もちのしない魚類を平日の仕事終わりに買い出しに行くのは難しいものがあります。
そんな時に活用したいのが、魚の缶詰商品です。今回はサンマの蒲焼缶と、ポテトフレークを使った、15分で完成する時短ポテトグラタンのレシピをご紹介します。お魚料理のレパートリーのひとつとしてぜひご活用ください。

サンマ蒲焼缶で作るポテトグラタン

蒲焼サンマの甘辛味とポテトの相性がよく、ご飯のおかずにもおすすめのレシピです。

【材料】(4人前)
サンマ蒲焼缶 2缶
玉ねぎ 1個
しめじ 1袋
ポテトフレーク 80g
お湯 350cc
ピザ用チーズ 50g
塩胡椒 少々
パン粉 大さじ2

【作り方】
1. 玉ねぎは1cm厚さに切り、しめじは根元を切り落として房に分ける。

2. フライパンに(1)の玉ねぎ・しめじを入れて炒める。玉ねぎがしんなりしてきたら、サンマ蒲焼缶を入れて炒め合わせ、グラタン用の耐熱皿に盛り付ける。

3. ボウルにお湯を入れて、フレークポテト・ピザ用チーズ・塩胡椒を入れてよく混ぜる。

4.(2)の具の上に、(3)のポテトをのせて全体に広げる。均等に広げたらパン粉をふりかける。

5.トースターに入れて、表面に焼き色がつくまで5分ほど焼く。

しっかり味のサンマ蒲焼缶は、アレンジ自在のお助け食材

サバ、イワシ、サンマは栄養豊富な青魚類ですが、缶詰商品が多いのも特徴のひとつです。水煮や、醤油煮、蒲焼など味のレパートリーも広いので、食べ飽きしません。

さんま蒲焼(極洋)100g、248円(税込)

その中でも今回利用したのは、甘辛のタレが絡まったサンマの蒲焼です。缶詰商品なので、小骨もなく食べやすいです。化学調味料不使用の商品で、サンマ自体にしっかりとした味がついています。野菜と合わせて作るカサ増し料理や、ご飯ものにもアレンジしやすく、とても便利です。

ポテトグラタンのベースに使ったのはフレークポテトです。お湯や温めた牛乳と合わせることで、簡単にマッシュポテトが出来上がります。

手間のかかるジャガイモの皮むきや下茹で作業がいらないので、ポテトサラダなどのメニューも気軽に挑戦できます。

おすすめは今回のレシピでも利用した、チーズと塩胡椒を入れて調理する方法。コクのあるチーズがジャガイモに溶け込んで、クリーミーな仕上がりになりますよ。

【働くママへのエール】平日夜の魚料理には缶詰を活用しよう

保存のきく缶詰は、平日に食材の買い足し時間がとれないワーママにはおすすめの食材です。魚類の缶詰商品も、鯖缶人気からさまざまな味の商品が発売されています。定番の蒲焼、水煮以外にも、新商品が続々登場しているので、スーパーの缶詰コーナーをチェックしてみるのも楽しいですね。

数種類の缶詰を常備しておき、作るメニューをお子様と一緒に考えるのも面白いですよ。

魚料理は、レパートリーを増やしにくい、お子様が食べてくれないという声も多く聞かれますが、グラタンや、ハンバーグ、唐揚げ、パスタなど普段からよく食べる料理の中に取り入れるのもおすすめです。食べ慣れたメニューにすることで、箸が進みやすくなりますよ。

栄養満点でヘルシーな魚料理を、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。

(料理家・食育インストラクター sato ai @ai_satosato