栄養士の内田かずよです。夏に大活躍したそうめんなどの麺類。しかし、中途半端に余っていたり、いつも同じ食べ方で飽きてしまい家に残っていませんか?そうめんは常温でストックできて「簡単・美味しい・子どもも喜んでくれる」まさに三拍子揃った食材として働くママの強い味方です。
今回は、余ってしまったそうめんをグラタンに大変身!10分で家にあるものだけで作る、簡単美味しいそうめんグラタンレシピをご紹介します。

簡単そうめんグラタン

【材料】(2人前)
乾燥そうめん 2束(200g)
玉ねぎ 1/2個
ベーコン 2枚
バター(マーガリン可)  10g
牛乳(無調整豆乳可)  100ml
コーン缶  大さじ1〜2
めんつゆ(2倍濃縮)  大さじ2
ピザ用チーズ 60g
温泉卵 2個

【作り方】
1. そうめんを茹でます。大きめのフライパンにお湯を沸かし、そうめんを半分に手で折り少し固めた茹でたら、よく水洗いし水気を切っておきます。
2. そうめんを茹でる間に玉ねぎは火の通りを早くするため薄くスライスし、ベーコンは1cm幅に切っておきます。

3.(1)で使ったフライパンを軽くきれいにしたら、バター・ベーコン・薄くスライスした玉ねぎを入れしんなりするまで弱火で2〜3分炒めます。
4. しんなりしたら牛乳・めんつゆを加え、ふつふつとしたら(1)で茹でたそうめんを加えひと煮立ちし火を止めます。コーン缶も加え全体を混ぜ合わせます。

5. 耐熱容器に(4)のそうめんを入れ、上からピザ用チーズを全体にのせ3〜5分トースターで焼き色が付くまで焼きます。火傷に気を付け取り出し、仕上げに温泉卵をトッピングし完成です。

そうめんと家にあるものだけでも栄養バランスが簡単に整えられる!

今回使用したのは、くらしにベルク「播州揖保乃里 そうめん」(80g×4束)、138円(税込)です。そうめんは原材料に植物油が入っているものが多いですが、こちらの商品は「小麦粉・食塩」のみで作られているため使用しました。

大人から子どもまでみんな大好きなそうめん。そうめんは常温で長期保存ができ、茹で時間もわずか1~2分と驚異の時短食材です。ご飯を炊く時間がない時にも、すぐに主食として食べられるので働くママにはストック食材としておすすめです。

しかし、そのままですと栄養的には炭水化物のみと偏りがち。今回のレシピのように牛乳や温泉卵、玉ねぎやコーン缶などを一緒に使うことで、カロリー的には上がったとしても栄養のバランスとしては良くなります。

中でも最後にトッピングとしてのせた卵は、ビタミンCと食物繊維以外、全ての栄養素が含まれている「完全栄養食」と称される食品です。是非トッピングしてみて下さい。

またこのレシピは離乳食にも応用できます。離乳食として応用する場合は、4で牛乳のみを加えひと煮立ちさせたらベーコン以外(そうめんとたまねぎのみ)を必要な量取り出し、さらにハサミなどで短くカットすれば離乳食としても使えます。(※アレルギーやカットする大きさにはご注意下さい。)

取り出した後にめんつゆやコーン缶を混ぜ合わせ、レシピ通りに作ればそれ以外の分は完成です。是非、家族全員で同じ食事を楽しんで下さいね。

【働くママへのエール】今日はそのまま家に帰りたい!そんな時は乾麺を有効活用して少しでもラクしましょう

今日も1日お疲れ様です。仕事で疲れて、買い物へ行くことがおっくうな日ってありませんか? 急な予定の変更などで、買い物へ行けなくなってしまったり、疲れてそのまま帰りたい日など、きっと一度は経験したことのある方が多いのではないでしょうか?そんな時、長期保存できるそうめんなどの乾麺がストックしてあると簡単調理ができ便利です。

今回のレシピは、ホワイトソースを使わなくても牛乳とバターを加えることで、そうめんと調味料が絡みホワイトソースのようなコクを簡単に出すことができます。特別なものを使わずご家庭に多い材料を多く使っていますが、いつものそうめんを違う形で調理することで、新しい美味しさになりますよ。

またベーコンをウインナーや冷凍のシーフードミックスに変更したり、しめじなどのきのこ類を加えてみたり、家に余った中途半端な食材の片付けやアレンジも自由自在です。冷蔵庫や冷凍庫のお片付けにもなるので、是非お好きな材料で楽しんでみて下さいね。個人的には、食べる際にブラックペッパーをかけるのがおすすめです。大人の方は良かったら是非試してみて下さいね。

今日も笑顔あふれる食卓になりますように。

(栄養士 内田かずよ @kazuyo.1219