夏野菜が美味しい季節になりました。皆さんのお子さんは夏野菜を食べますか?なす、トマト、ズッキーニ、おくら、ピーマン、枝豆、とうもろこしなど。見た目からも元気がもらえる色とりどりの野菜ばかりですが、意外とお子さんが嫌いな野菜も多く含まれているのではないでしょうか?
今回は、ホットプレートを使い楽しく食べながらも、夏野菜が苦手なお子さんでも夏野菜が美味しくパクパク食べられる!「とろーりチーズが美味しい夏野菜の肉巻き15分レシピ」をご紹介します。働くママにもお子さんにも夏に是非摂っておきたい栄養もしっかり摂れますよ。

夏野菜の肉巻き

【材料】(2~3人前)
豚バラ肉(薄切り) 200g
なす 1/2本
ズッキーニ 1/2本
オクラ 4本
ミニトマト 8個
塩胡椒 少々

<チーズフォンデュソース>
ピザ用チーズ 100g
片栗粉 大さじ1/2
牛乳 50ml

【作り方】
1.オクラはサッと水で洗った後、塩をつけ板ずりをし生毛を取ったら再度軽く水で洗い流します。ヘタを取り半分に切ります。なす・ズッキーニは拍子切り。ミニトマトは洗っておきます。

2.豚バラ肉は長ければ、野菜を一巻きできるくらいの長さへカットし、まな板へ並べ肉で野菜を巻きます。巻き終わりには楊枝を刺し崩れないよう止めておきます。

3.チーズフォンデュソースを作る。耐熱容器にピザ用チーズを入れ片栗粉を全体に塗したら牛乳を加えておきます。
4.ホットプレートの真ん中に(3)のチーズフォンデュソースを置き、周りに(2)の肉巻きを並べたら全体に軽く塩胡椒をかける。

5.スイッチを入れ蓋をし中火で約5分ほど肉巻きを焼いたらひっくり返し、チーズフォンデュソースも軽くかき混ぜます。反対側も3分ほど焼き完成です。チーズフォンデュソースも再度全体を混ぜてから、肉巻きをチーズフォンデュにからめながら食べます。

子どもも夏野菜がおいしく食べられる秘密は…

それは「チーズフォンデュソース×自分で作る楽しさ」です。

夏野菜は苦手だけどチーズは大好き!というお子さんも多いのではないでしょうか?我が家の子どもたちは、なすやオクラなどの夏野菜が苦手で、炒めたりお浸しなど野菜が目立つ料理だとあまり食べたがりません。

そんな夏野菜を子どもでも美味しく、楽しく食べられるきっかけにしたい!と思い作ったのが今回のレシピです。

お子さんの多くは苦手な食材が食卓に並んでいると、それだけで「今日のご飯イヤだ」と食べる前から残念な気持ちになりがちです。今回のレシピのように、豚バラ肉で野菜を巻いたことにより、中にどんな野菜が入っているのかもわかりにくくなり、まずは「夏野菜=苦手」という先入観なく食べるきっかけに繋がります。

さらにそれをチーズフォンデュとして「自分でつけて食べる!」という作業により、自分で作った感が出て、野菜を楽しみながら食べるきっかけにもつながります。

旨味が強い豚バラ肉を使うことで、塩胡椒のシンプルな味付けだけでも野菜自体も肉の旨みを吸い、そのまま食べても美味しく食べられるほどですよ。

【働くママへのエール】自分で作る楽しさもプラスして苦手を楽しみに変える!

今日も1日お疲れ様です。梅雨も過ぎ本格的に暑くなってきましたね。夏の暑さにも負けない身体を作るためにも、大人も子どもも栄養バランスが良い料理で夏バテしない身体を作りたいところです。

けれど何を食べさせれば良いのかわからない。と悩んだときは「旬の食材」を料理に使うことがおすすめです。例えば今回使った夏野菜には、身体の余分な熱を冷ます働きや紫外線にも負けない肌を作るビタミンやミネラルなどが多く含まれています。

今回のレシピも、子ども達が夏野菜を美味しく食べられるきっかけを作りたいと作ったレシピです。苦手意識のある野菜でも、子どもの好きなものや一緒に完成させるワクワク感を共にすることで、食べる楽しみにもつながります。

旬の食材を食事に取り入れることで、私たちの身体の摂理にも合った栄養を手軽に食事へ取り入れることもできるので、是非今年の夏は「旬」を意識した食卓で、家族の健康を食事からも意識してみて下さいね。今日も笑顔あふれる食卓になりますように。

(栄養士 内田かずよ @kazuyo.1219