こんにちは!野菜・美容・子育てライターのかたおかはなです。2歳と6歳の子育てをしながらフルタイムで働いています。野菜ソムリエの資格を生かした野菜を美味しく食べられるレシピを紹介しています。夏野菜のなかでも人気が高い「トマト」。旬の時期ともなるとお値段もリーズナブルになり箱でもお安く買えますよね。栄養価が高く甘くてジューシーなトマトは子どもたちにも人気の野菜です。
そこで今回は、トマトを大量消費できる15分レシピを5つ紹介します。もりもり食べられるおかずサラダや時短トマトスープ、炊飯器やレンジを使った簡単時短トマトレシピです。

ほったらかしトマトのカッペリーニソース

トマトは水分量の多いジューシーな野菜です。カットして塩を振ってほったらかしにしておくと水分が出てきます。この水分にはトマトの旨味や甘味、栄養素が含まれているんです!そこで、このトマトの水分を生かしたレシピを紹介します。

食べる前日にカットし調味料を加えて冷蔵庫で保存するだけ!ガスやレンジも使わないのでお子さんと一緒に作れちゃいますよ。

【材料】(4人分)
糖度の高いトマト 中4個くらい

<ソース>
塩 大さじ1
にんにくチューブ 5cmくらい
オリーブオイル 大さじ1
ハーブソルト 適量

【作り方】
1.トマトを細かく一口サイズにカットし、保存容器に入れます。

今回は、糖度の高いトマトを使いました。通常のトマトでも大丈夫ですが、青臭さが気になるかもしれません。カッペリーニの場合は、糖度の高いトマトがおすすめです。

2.ソースの調味料を全て(1)に入れよく混ぜます。冷蔵庫で冷やしたら完成です。

上の写真は一晩つけおいたもの。トマトからお水がたくさんでています。この水分がカッペリーニのソースになりますよ。

多めの塩を混ぜ合わせることでトマトから甘い水分がでますよ。素麺やカッペリーニのパスタにしてもよし、パンのうえにのせたブルスケッタにしてもよし!食べる際はただかけるだけの楽チンレシピ。トマトをカットして塩などの調味料と合わせて混ぜただけなのでお子さんと一緒に作れるので親子時間も楽しめる逸品です。

あま〜いトマトのポタージュ!ハンドミキサーとすり下ろし人参が時短ポイント

甘くて美味しいトマトのポタージュ。きっとトマトが苦手なお子さんも喜んで食べてくれますよ。完熟のトマトか糖度の高いトマトの使用がオススメ!

【材料】(4人分)
糖度の高いトマト 中3個
新たまねぎ 1と1/2個(※普通のたまねぎでもOK)
人参 1本
バター 小さじ1
塩 大さじ1
ブイヨン 1個(※なければコンソメ1個でOK)
牛乳 200cc
ドライパセリ 適量

【作り方】
1.新たまねぎを薄切りにし、トマトは一口大にカットします。人参は皮を取り除いたらすりおろします。熱した鍋にバターを入れ溶かし、カットした新たまねぎを入れます。

塩を入れ、新たまねぎを炒めます。塩を少し多めに入れることでたまねぎから水分が出てきます。

2.たまねぎから水分がでてきたらすりおろした人参、一口大にカットしたトマトを入れ炒めます。

全体に火が通るくらい中火で5分ほど煮込みます。焦がさないように火加減には注意!

3.野菜全体がくたっとなったらハンドミキサーで撹拌します。

火は消して下さいね。まだ、スープは熱いので飛び散らないよう十分に注意をして下さい。

4.全体が滑らかになったら牛乳を入れ混ぜ、弱火で軽く温めたら完成です。

コクがもっと欲しい!という方には生クリームもオススメです。お好みでドライパセリをかけても美味しいですよ。

ポタージュといえば、煮込んだりボウルに移してこしたりと手間や時間、洗い物も多くなってしまいがちです。ハンドミキサーを使えばお鍋のままで撹拌できるので時短にもなるんです。

また、こさなくても牛乳で滑らかになりますし、トマトとたまねぎ、人参の旨味や甘味、栄養素をまるごと摂れる優秀ポタージュですよ。スープとしてだけでなく、パスタソースとしてもオススメ!

野菜の水分だけで作るフレッシュトマトのラタトゥイユ!炊飯器で簡単時短

通常ラタトゥイユはお野菜を炒め、トマト缶を入れ長時間煮込みます。しかし、炊飯器を使えば炒めは不要!しかも急速モードで短時間で作れちゃいます。今回はトマト缶を使わず生のトマトを使ったレシピです。

【材料】(4人分)
完熟トマト大 2個
ズッキーニ 1本
茄子 1本
たまねぎ 1個
さつまいも 1/2個
赤パプリカ 1/2個
黄パプリカ 1/2個
塩 大さじ1
にんにくチューブ 5cmくらい
ブイヨン 1個(※なければコンソメ1個でOK)
オリーブオイル 大さじ1
ローリエ 2枚

【作り方】
1.完熟トマトとパプリカを一口大に、茄子とズッキーニは半輪切り、たまねぎは薄切り、さつまいもは輪切りにカットし炊飯器に入れます。

2.塩・にんにくチューブ・細かくカットしたブイヨン・オリーブオイル・ローリエを入れて炊飯開始!

炊飯器は野菜でいっぱいになりますが、水分がでてかなり小さくなるので心配ありません。塩を少し多めに入れることで野菜の甘味と水分を引き出します。

3.炊飯が終わったら軽くかき混ぜて完成です。

ご飯のうえにラタトゥイユをかけたラタトゥイユ丼はオススメ!2歳の息子もぺろりと食べてくれます。

炊飯器は煮込み料理に最適なお助け家電!お使いの炊飯器の種類にもよりますが、急速モードを使えば15分ほどで完成します。

通常のラタトゥイユはトマト缶を使いますが、フレッシュトマトでも十分に水分は出ますので無水での調理が可能なんです。しかも、野菜をたくさん入れることで野菜の旨味や甘味、栄養素が取れますよ。

トマトの酸味が気になる方には今回のレシピにも入っているさつまいもがオススメ!かなり甘味が増すので子どもたちもモリモリ食べてくれますよ。

フレッシュトマトのドライカレー!レンジで簡単で辛くない

カレーは子どもが大好きなメニューのひとつですね!うちも今日はカレー!と言うと「やったー!」と大喜びする子どもたちです。今回は、レンジで作るフレッシュトマトのドライカレーを紹介します。

【材料】(4人分)
完熟トマト中 2個
塩 小さじ1
玉ねぎ 1/2個
豚挽肉 500g(※合い挽き肉でも可能です)
ケチャップ 大さじ3
ウースターソース 大さじ3
チューブにんにく 小さじ1
カレー粉 大さじ2
塩・胡椒 各小さじ1

【作り方】
1.完熟トマトを小さめにカットしボウルに入れ、塩小さじ1をかけ混ぜ合わせる。ハンドミキサーでトマトを撹拌します。

ハンドミキサーで撹拌することでトマトを潰したりすり下ろす必要がありません!撹拌した分、レンジ時間も節約できますよ。

2.(1)のボウルにケチャップ・ウースターソース・チューブにんにく・カレー粉、塩・胡椒を入れよく混ぜます。挽肉とみじん切りにしたたまねぎをボウルに入れよく混ぜます。

カレー粉がなければカレールー1個~2個でもOKです。カレールーを細かくカットして溶かしやすくして下さい。

3.(2)にラップをかけ600Wのレンジで7分加熱します。水分が多くでてくるので、水分を飛ばすためラップを外しさらに3分レンジで加熱します。

辛くないフレッシュトマトのドライカレーの完成です。かなり優しい味なのでとろけるチーズをかけたり半熟卵をトッピングしても美味しいですよ。

フライパンで炒めることなくレンジで簡単に作れちゃいます。トマトを丸ごと使うので辛くなくサッパリとした味わいで食べやすく食が進みますよ。また、余っても翌日のお弁当にも使えるのも嬉しいポイントです。

とまドレチキンサラダ!食べるトマトドレッシングで野菜をモリモリ食べよう

グリルしたチキンから出た肉汁とトマトの旨味と甘味を生かしドレッシングを作ります。トマトは粗めに潰し、あえてかたちを残すことで食べ応えがプラスされますよ。野菜とお肉をモリモリ食べられるとまドレチキンサラダレシピを紹介します。

【材料】(4人分)
鶏モモ肉 2枚
トマト 2~3個
玉ねぎ 1/2個
レタス 1/2個
茹でブロッコリー 1/2個
茹で卵 2個

<ドレッシング>
グリルチキンから出た肉汁 100cc
レモン汁 大さじ1
醤油 小さじ1
ハーブソルト 少々

【作り方】
1.鶏モモ肉をフライパンで両面焦げ目ができるまで焼きます。トマトはざく切り、たまねぎはみじん切り、レタスは手でちぎっておきます。

わが家では塩麹につけた鶏肉を使っています

2.グリルチキンから出た肉汁100ccくらいをボウルに入れます。

さらにドレッシング調味料を入れ合わせておきます。

3.(1)のフライパンでみじん切りにした玉ねぎを軽く炒めて、(2)のボウルに入れます。さらにざく切りしたトマトも入れよく混ぜます。

トマトはフォークなどで粗めに潰してドレッシングを作ります。

4.お皿にレタスやブロッコリー・茹で卵・一口大にカットしたグリルチキンを入れ、上から(3)のトマトドレッシングをかけます。

食べるトマトドレッシングでいただくおかずサラダの完成です。
トマトから出る水分や旨みを生かした食べるドレッシング。野菜はかなり多く入れていますが、ぺろりと食べられちゃいます。野菜嫌いな我が家の娘もこの食べるサラダで野菜をたくさん食べてくれますよ。カットして焼いて、混ぜるだけ!の簡単レシピですがお腹もしっかりと満たされますよ。

どんな料理でも美味しくなる!トマトの旨み

どんな料理でも美味しくなる魔法の食材「トマト」には、うまみ成分が豊富に入っています。生でも煮込んでも焼いても何をしても美味しくなるのは嬉しいですね。また、洋食だけでなく醤油や味噌などの和食との相性もいいので様々な料理で使うことができる万能野菜と言えるでしょう。