千葉県習志野市在住、管理栄養士の戸田綾子です。働くママさんにおすすめしたい、赤ちゃんの夜ごはん「しらす粥」を紹介します。しらすは手軽に扱いやすい上に、栄養価も高く離乳食向けです。15分で作れるので、まとめて作って冷凍保存をしておくことで、特に忙しい日のお助けメニューになります。

お手軽なしらすを活用した10倍粥レシピ

離乳食初期向けの10倍粥のレシピになります。大人用に炊いたごはんから展開して作れるので、とても簡単です。

【材料】(7〜10食分)
ごはん 50g
水 2カップ
しらす 大さじ1.5
だし昆布 2g

【作り方】
1.耐熱容器に、ごはんと水を入れる。

2.しらすとだし昆布を加えて、スプーンで軽く混ぜておく。

3.蓋をして空気穴を開けた状態で、電子レンジで加熱する。(600Wで5分程度)

4.5分ほど蒸らしてから、フードプロセッサーにかけたら完成。

レンジやフードプロセッサーを活用して時短

「しらす粥」は、大人用に炊いた普通食用のごはんからの展開メニューになります。そのため、わざわざ赤ちゃん用に炊飯器を使う必要がないので、炊飯時間を短縮することができます。赤ちゃんの離乳食の量は本当に少しなので、大人用から少しシェアする程度で十分です。

ごはん、水、だし昆布、しらすを合わせて、電子レンジでたった5分加熱するだけで、鍋で時間をかけて煮た状態を作れます。電子レンジを活用することで、大幅な時間短縮が実現します。また、鍋だと火加減を気にする必要がありますが、電子レンジはワット数と時間を設定すれば放っておいて大丈夫なので、とてもお手軽です。

電子レンジで加熱して蒸らしたら、まだ噛むことができない赤ちゃんのために、ごはんをすり潰すという工程が必要になります。すり鉢+するこぎ棒でももちろん可能ですが、時間と労力がかかってしまうので、フードプロセッサーをおすすめします。一瞬で、ごはんをすり潰すことができます。

これらのことから、15分以内で「しらす粥」を仕上げることができます。

しらすは扱いやすくて栄養価が高い

しらすは骨がないので、赤ちゃんに食べさせる時に骨抜きの必要がないというメリットがあります。また生の状態で食べることができるので、他の魚のように調理しながら火の通り具合を気にしなくてよいのがお手軽ポイントと言えるでしょう。とても扱いやすい食材となっています。

たんぱく質やカルシウムなどを豊富に含むので栄養価が高いという利点があります。たんぱく質は三大栄養素の1つなので体を作る主成分であり、カルシウムは骨の形成を助けています。離乳食初期から食べられる食材なので、ぜひ取り入れてみてください。

「しらす粥」は1週間分程度をまとめて作り、1食ずつ小分けにして冷凍保存しておけるので、とても便利です。