管理栄養士・ワーママのmidoriです。今回はじゃがいもを使ったレシピを3品ご紹介します。1年中安価で日持ちのするじゃがいもは、常に常備されているというご家庭も多いのではないかと思います。また、今ちょうど旬で収穫時期のじゃがいも。家庭菜園を楽しまれている方は、じゃがいも掘りをしてたくさんのじゃがいもをどう食べよう?と思っている方もいらっしゃるのではないか、と思います。
「家に野菜がじゃがいもしかない」という時にも役立つ、「じゃがいもさえあればできるレシピ」があれば、お役に立てていただけるのではと思い、考えました。10分あればすぐに出来ておいしいじゃがいもレシピ。ぜひお試しください。

味噌バター味のじゃがいももち

あまじょっぱい味噌タレをたっぷりまぶした、モチモチした食感がおいしいじゃがいももちです。海苔を巻いて食べるのもおすすめ。おやつにも良いですよ。

【材料】(4人分<8個分>)
じゃがいも 中1個(150g)
薄力粉 大さじ4(40g)
サラダ油 適量
A 味噌 大さじ1
A 砂糖 大さじ1
A 酒 大さじ1/2
A みりん 大さじ1/2
バター 少々(3g程度)

【作り方】
1. じゃがいもを1.5cm角程度に切り、水にさらします。器にじゃがいも、じゃがいもがかぶるくらいの水を入れてラップをし、電子レンジ600Wで4分加熱します。

2.串がささるくらい芋がやわらかくなれば、水を捨てて芋をフォークで潰します。

芋をしっかり潰すとモチモチし、荒く潰すとゴツゴツした芋の食感が楽しめます。

粉を入れて混ぜて、生地ができたら8等分にして丸めて潰します。

この時、生地が固くてまとまらないときは、水を追加します。

3. フライパンに油を少々入れて(2)を入れ、両面こんがり焼き色がつくまで焼きます。弱火にし、蓋をして3分ほど加熱し、中心部分までしっかり火を通します。

4.(3)にAの材料を入れて、からめながら少し煮て、バターを入れて火をとめます。

※お好みで海苔をまいて食べてもおいしいです。今回は、おにぎり用の海苔を切ってつけています。

クリーミーマッシュポテト

やわらかくした芋を裏ごすのはひと手間ですが、その工程により舌触りよくクリーミーに仕上がります。ハンバーグの付け合せにもおすすめ。こどもも大好きです。

【材料】(4人分)
じゃがいも 中2個(300g)
牛乳 大さじ4
塩 少々
白胡椒 少々
バター 少々(5g程度)

【作り方】
1. じゃがいもを1.5cm角程度に切り、水にさらします。器にじゃがいも、じゃがいもがかぶるくらいの水を入れてラップをし、電子レンジ600Wで4分加熱します。

2.串がささるくらい芋がやわらかくなれば、水を捨ててザルに芋をとおし裏ごします。

3.(2)と牛乳を鍋に入れて火にかけてなじませます。

4.塩・胡椒・バターを入れて味をととのえます。

お好みで粉チーズを入れてなじませてもおいしいです。

ハンバーグの付け合せにもおすすめです。ハンバーグのソースにからめて食べてもおいしいです。

さっぱり!じゃがいもだけ、ポテトサラダ

さっぱりのコツはお酢。すし酢を加えると甘みもついておいしいです。

【材料】(4人分)
じゃがいも 中1個(150g)
寿司酢 大さじ1/2
塩 ひとつまみ
マヨネーズ 大さじ1 1/2
塩、白胡椒 適量

【作り方】
1. じゃがいもを1.5cm角程度に切り、水にさらします。器にじゃがいも、じゃがいもがかぶるくらいの水を入れてラップをし、電子レンジ600Wで4分加熱します。
2.串がささるくらい芋がやわらかくなれば、水を捨てて芋をフォークで潰します。芋が熱いうちに寿司酢、塩を入れて混ぜ合わせます(芋の潰し加減はお好みで)。
3.冷凍庫に3分程度入れて急冷し、少しさましてからマヨネーズを混ぜます。
4.塩、胡椒で味をととのえ盛り付けます。

すし酢が無い場合は、穀物酢、米酢と砂糖、塩少々で代用可能です。

じゃがいもを小さく切ってレンジで加熱すれば時短に!

今回のレシピは、じゃがいもを加熱する時に電子レンジを使用します。電子レンジで加熱をすると、じゃがいもと水を沸かしてじゃがいもを加熱するよりも早く、じゃがいもをやわらかくすることができ、時短につながります。また、じゃがいもを小さく切って加熱をすることで、さらに短時間で調理することが可能です。

我が家ではフライドポテトを作る際も、1度レンジで加熱をして8割程度やわらかくした芋を揚げて作ります。揚げ油を温めている間に、芋をレンジでやわらかくすることができますし、事前に芋を加熱している分、揚げ上がりまで早いです。

また芋の中心までほぼ火が通っている状態で揚げるため、芋の表面だけ揚げる形になり、使用する油の量を控えることができます。よって芋の吸油も控えられ、ヘルシーでさっぱりとした仕上がりになります。

また今回のメニューはじゃがいも1品しか使用しないため、材料の準備、切りもの、調理の工程が少なく、短時間で仕上がるメニューとなっています。

じゃがいものビタミンCで免疫力アップ

今回の料理3品の主要材料は、じゃがいもだけのレシピです。じゃがいもはご家庭で常備されている方も多いと思いますので、思い立ったときにすぐに作っていただけるので、おすすめです。

野菜やじゃがいもに含まれる栄養素であるビタミンCには、加熱をすると壊れやすいという性質があります。しかし、じゃがいもに含まれるビタミンCは、熱で壊れにくい性質を持つため、体に栄養素をきちんと取り入れることができます。ビタミンCは風邪の予防や免疫力アップにも効果がある栄養素です。

今日の3品はどのメニューもこどもも好きな味なので、ご家族みなさまで楽しんでいただけるレシピです。ぜひお試しください。