国連WFP協会(安藤宏基会長)は「WFPエッセイコンテスト2020」の作品を募集している。今回のテーマは「みつけた!わたしの元気ごはん」。募集期間は7月1日から9月4日まで。新型コロナウイルスの影響で、友人や家族に会えない不安な日々。料理を作ることで元気になったり、家族を勇気づけた人も多いはず。国連WFP協会では元気を出したい時、人を励ましたい時、心や体を満たしてくれる栄養満点の「元気ごはん」エピソードを期待している。

同コンテストは、参加者全員で途上国の子どもたちの自立を応援する試みだ。対象は小学生(4~6年)、中学・高校生、18歳以上の3部門。1作品の応募ごとに、給食3日分(90円)が寄付協力企業から国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てる。昨年は2万1422通の応募があり、8万5000人の子どもたちへ給食を届けることができた。

今年は積極的に社会貢献活動に取り組む次長課長・河本準一氏、人気のゆるキャラふなっしーと竹下景子氏を特別審査員に迎える。

新型コロナウイルスの感染が世界中に広がっている。ただでさえ厳しい環境にあるアジア、アフリカ、中南米などでは、深刻な飢餓に陥る人々が倍増する可能性がある。

国連WFP事務局長は「飢餓のパンデミック」の警鐘を鳴らしており、応募者もコンテスト参加を通じて、飢餓に直面する世界の子どもたちに思いをはせてもらいたい。

〈開催概要〉
▽テーマ=「みつけた!わたしの元気ごはん」
▽作品題名は自由
▽部門=(1)小学生部門(4~6年生)(2)中学生・高校生部門(3)18歳以上部門
▽募集期間=7月1日~9月4日(締め切り日必着)
▽応募方法=本文200~800字(題名、学校名、学年、氏名は原稿用紙欄外に記載)1ページの文字数は20字×20行。応募は日本語で1人1点、未発表作品に限る。応募票に必要事項を記入の上、作品添付、下記宛先に送付
▽問い合わせ・作品送付先=WFPエッセイコンテスト事務局、〒170-0013東京都豊島区東池袋1-17-8、NBF池袋シティビル8階、ポパル気付、※WFPエッセイコンテスト専用Webサイトでの応募も可能
▽各賞=(1)WFP賞(最優秀作品)1人(2)各部門賞1人(3)審査員特別賞各部門1人(4)佳作各部門5人(5)WFP学校給食賞(応募数上位の学校・団体)
▽発表=10月16日(金)専用Webサイトで発表予定

◇日本食糧新聞の2020年6月1日号の記事を転載しました。