こんにちは!管理栄養士・山﨑です。夏も近づく八十八夜~♪新茶がおいしい季節ですね。新茶はまろやかな甘みがあり、この時期にしか味わえないものの一つです。緑茶にはカテキンやビタミンCが含まれていますが、じつは飲み終わった後のお茶の「出がらし」にも緑茶の栄養成分は半分以上残っているといわれています。そんな栄養がつまったお茶の出がらしレシピを今回は紹介します。

新茶の出がらしを使ったチヂミ

【材料】(2人前)
小麦粉 1/2カップ
水 1/2カップ
卵 1個
緑茶の出がらし 大さじ3ほど
桜エビ 大さじ2
かつお節 1袋(小)

こいくち醤油 小さじ1
砂糖 小さじ1
ごま油 適量

<お好みで>
ポン酢

【作り方】
1.ボウルに、ごま油以外の材料全てを入れて混ぜ合わせる。

2.中火に熱したフライパンにごま油を入れ、(1)の半分量を入れる。1分ほど焼く。

※焼き時間は目安です。焼き色がつくまで待ちましょう。

3.焼き色がついたら、ひっくり返し、さらに1分ほど焼く。

4.食べやすい大きさに切って、お皿に盛り付ける。お好みでポン酢につけて頂く。

苦味はほとんどなく、桜エビやかつお節が入っているため、旨味がしっかりあります。出がらしは痛みやすいためなるべく新しいものを使用してくださいね!

緑茶の出がらしを使えば包丁いらず!

通常チヂミに使う、ニラなどの野菜の代わりに出がらしを入れているため、包丁を使用することなく作ることができます。

今回は干しエビを使用しましたが、豚肉や、冷凍の海鮮ミックスなどを入れても美味しく作ることができます。

出来上がり後は、調理ばさみを使用すれば全ての工程で包丁いらずで作ることができます。

緑茶の出がらしの栄養素は

緑茶にはビタミン類が豊富に含まれていますが、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは加熱することで失われてしまいます。しかし、脂溶性であるβカロテンや、ビタミンEなどは脂溶性ビタミンのため加熱で失われることはほとんどありません。

さらに、脂溶性ビタミンは油と一緒に調理することで吸収率も高まるため、チヂミなどの油で調理する料理は特にオススメです。

捨てるだけだったお茶の出がらしも立派な食材になります。ぜひ作ってみてください。

※緑茶にはカフェインが含まれるため小さなお子様や、妊娠中の方は注意が必要です。