ボンジョルノ!イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは、新玉ねぎを使った15分でできる時短レシピです。新玉ねぎを炒めたソースとあえたスパゲッティ、お肉や魚の付け合わせにもなる新玉ねぎのカリカリステーキ、新玉ねぎとインゲン豆とツナのボリュームサラダです。できれば旬のみずみずしい新玉ねぎを使いましょう。他には家に買い置きできる材料ばかりを使うので、忙しいママが帰ってからすぐに夕飯ができる便利な料理です。

玉ねぎソースのスパゲッティ

今回ご紹介するのは、買い置きの材料でいつでも簡単に作れるパスタ料理です。どれも日持ちのする材料ばかりを使うので、台所にストックしておくと、買物をする時間がない時にも、パッと作れて便利です。

玉ねぎの甘さが特徴的なスパゲッティは、新玉ねぎを使うとより甘さが感じられます。

【材料】(4人分)
スパゲッティ 320g
玉ねぎ 2個
イタリアンパセリ 大さじ2
白ワイン 100㏄
塩、黒コショウ 適量
パルミジャーノレジャーノ(粉末) 大さじ4
エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ2~3
白ワイン 30cc

【作り方】

  1. 玉ねぎは縦半分に切って、繊維に沿って薄切りにする。パセリはみじん切りにする。
  2. フライパンにオリーブオイル・玉ねぎ・塩を入れて蓋をして、弱めの中火でゆっくり炒める。時々蓋を開けて、焦げないようにかき混ぜる。
  3. 大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したら塩とスパゲッティを入れて、袋の指示どおりゆでる。
  4. 玉ねぎを10分くらい炒めたら、蓋を取って火を強くして色付くようにかき混ぜながら炒める。ワインも加え強火にして、アルコール分を飛ばす。
  5. ゆでたスパゲッティとパセリ・黒コショウを玉ねぎのフライパンに入れて和え、お皿に盛り付ける。

食べる直前にパルミジャーノレジャーノをおろしてかけましょう。

玉ねぎとツナと豆のサラダ

グリーンサラダを添えて彩りよく

生でも食べられる辛味の少ない玉ねぎを使ったサラダです。豆はイタリアではインゲン豆やうずら豆を使います。乾燥豆をゆでてもいいですが、忙しいママは缶詰を利用すると便利ですね。

【材料】(4人分)
玉ねぎ(小) 1/2個
ツナ缶(小) 1缶
ゆでた豆 1カップ
パセリ 4~5本
エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ2
塩、黒コショウ 適量
ワインビネガー 小さじ1

【作り方】

  1. 玉ねぎは半分に切って、繊維を切るように輪切りに薄く切る。
  2. 豆の水分を切ってツナ缶と玉ねぎを一緒にボウルに入れ、オリーブオイルと塩・黒コショウ・ワインビネガーをかけて、よく和える。
  3. お皿に盛って、上からパセリのみじん切りをまぶしていただきます。もし、玉ねぎの辛味が強い場合は、さっと水にくぐらせて、しっかりと水気を切ってサラダに加えましょう。

積極的に食べたい豆をおいしく食べられる1品です。多めに作って冷蔵庫に入れておくと、翌日には味がしっかりしみて、おいしく食べられます。

新玉ねぎのカリカリステーキ

メイン料理の付け合わせにする新鮮な野菜がない、という時に便利な新玉ねぎのカリカリステーキ。甘みのあるみずみずしい新玉ねぎにカリカリしたパン粉のトッピングの組み合わせは、玉ねぎが苦手な子どもにも人気です。

【材料】(4人分)
玉ねぎ 2個
パン粉 1/2カップ
ニンニク(小) 1個
パセリ 4~5本
ローズマリー、オリガノ、セージなどのハーブ 適量
バター 大さじ1
エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ2
塩、黒コショウ 適量

【作り方】

  1. 玉ねぎは横に1cmくらいの幅で輪切りにする。
  2. フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたニンニク・ハーブ(合計大さじ1)・塩・コショウを入れ、弱火で熱して香りを出したらパン粉も加え、カリッとするまで軽く炒める。
  3. フライパンでバターを弱火で溶かし、玉ねぎの輪切りを並べ、両面を1~2分焼く。上からフライ返しで押してみて、水っぽい感じになればOK。
  4. お皿に盛って、熱いうちに上からハーブ入りパン粉をかけていただきます。

生でも食べられる甘い旬の新玉ねぎ!時短レシピに最適

1年中市場に出回っている玉ねぎですが、春には食べたい旬の新玉ねぎ。通常の乾燥させた玉ねぎよりも、甘みが強く瑞々しいので、生で食べることもできます。

旬の新タマネギは、薄切りにするだけでサラダが作れたり、水分が多くて柔らかいので、ちょっと炒めただけでパスタのソースができたり、時短レシピに最適です。焼いただけの玉ねぎステーキも旬ならではの甘さが魅力です。

新玉ねぎなら、普通の玉ねぎが苦手なお子さんにも食べやすいはず。旬の食材の良さを教えるいい機会です。季節の野菜をしっかり食べて、元気に過ごしてくださいね。