さまざまな具材で応用可能なお好み焼き。1品で栄養素をバランスよく食べることができるうえ、余り食材も消費でき、大人からも子どもからも愛される味は家庭の食卓に取り入れやすい献立ですよね。今回はまな板&包丁を使わずに15分で作るお好み焼きをご紹介します。市販のカット済み食材を使えばとても簡単。ホットプレートで作れば、作りながら食べることもできるのでさらに時短。ぜひお試しください!

まずは基本の生地をつくりましょう

市販のお好み焼き粉を使って、基本の生地を作っておきましょう。分量は、購入品に表示された粉、卵、水の分量の割合で用意してください。下の写真では2枚分の材料、お好み焼き粉100g、卵1個、水120ccを用意しています。

商品によっては、卵をあとから加えるものも多いと思いますが、食べる枚数分の生地を先に混ぜておいても大丈夫。今回はできるだけ時短で、おいしく、さまざまな具材で楽しむために、基本の生地を使って使いまわす形をとりたいと思います。

基本のお好み焼きの作り方

まずは基本のお好み焼きを作りましょう。市販のカット野菜を使えば混ぜて焼くだけで本当に簡単。カット済み食材は細かく刻んであるものが多いので火の通りも早いのが嬉しいところ。フライパンとボウルだけで作ることができるので、後片付けも簡単です。

【材料】2枚分
カットキャベツ 1袋(150g)
刻みねぎ 1パック(30g)
豚バラ肉 100g
基本の生地 150g程度(具材を浸せる程度)

ソース、青のり、削り節、マヨネーズ 各適量

【作り方】
1. カットキャベツ・刻みネギ・基本の生地をボウルに入れ、さっくりと混ぜる。
2. フライパンまたはホットプレートにサラダ油を熱し、豚バラ肉を広げて並べ焼く。
3. 肉の色が変わり始めたら、(1)の生地を豚バラ肉の上に流し込んで形を整え、蓋をして3~4分加熱する。
4. 裏返して、さらに蓋をして3~4分加熱する。最後にもう一度裏返して、ソース・青のり・削り節・お好みでマヨネーズをトッピングする。

モダン焼きにアレンジ

カット野菜と焼きそば麺を使えば、モダン焼きも簡単に仕上がります。カット野菜ではありませんが、もやしも洗うだけですぐに使える便利な食材のひとつ。カットキャベツともやしの両方をたっぷり使うことで野菜もたっぷり。食べごたえのある1品です。

【材料】2枚分
カットキャベツ 1袋(150g)
もやし 1袋
桜海老 大さじ4
焼きそば麺 1袋
基本の生地 150g程度
塩、胡椒 適量
ソース、青のり、鰹節、マヨネーズ 各適量

【作り方】
1. もやしはさっと水洗いする。
2. フライパンかホットプレートにサラダ油を熱し、焼きそば麺・桜海老を炒める。2. 塩・胡椒で軽く調味し、一度取り出す。(ホットプレートの場合は端に寄せる)
3. フライパンかホットプレートにもう一度サラダ油を熱し、基本の生地を2枚分薄く広げる。
4. (3)のふちが乾いてきたら、カットキャベツ・もやし・(2)を2枚に分けて順にのせる。
5. 基本の生地の残りを上から流し入れ、蓋をして3~4分加熱する。
6. 裏返して、さらに蓋をして3~4分加熱し、最後にもう一度裏返し、ソース・青のり・鰹節・マヨネーズをトッピングする。

たらこ餅チーズ焼きにアレンジ

最後に、お好み焼きの味に飽きた時の変化球、たらこ餅チーズ焼きを紹介します。材料である刻みネギ、たらこ、チーズはすべて冷凍可能で、餅も常温で長期保存ができるため、具材を常備しておけばいつでも気軽に作ることができるので便利なメニュー。我が家ではお夕飯のおかずとしてはもちろん、おやつにも時々登場します。

【材料】1枚分
刻みねぎ 1パック(30g)
たらこ 1切(15g程度)
切り餅 1個
ピザ用チーズ 15g
基本の生地 100g程度

海苔 適量
醤油 適量

【作り方】
1. たらこはスプーンなどで身を取り出し、皮を除く。
2. 餅は切れ目に沿って手で4等分する。

3. 海苔、醤油以外の材料をすべてボウルに入れ、全体が馴染むまでまぜる。
4. フライパンまたはホットプレートを熱し、サラダ油を加えてなじませる。(3)を流し入れて形を整え、蓋をして2~3分加熱する。
5. 裏返して、さらに蓋をして2~3分加熱し、餅とチーズがとろりとしたら海苔を乗せ、醤油をかける。

カット野菜を使えば包丁いらずで時短に!

カット野菜は炒めモノやサラダに使うイメージがありますが、今回のようなお好み焼きにも応用可能です。カットキャベツや刻みねぎなどのカット済み野菜を活用するだけでなく、桜海老やもやし、シーフードミックスなど、カットする必要のない食材にも普段から目を向けておくと、本当に時間が無い!という日の救世主になるかもしれません。

また、お好み焼きには炭水化物、タンパク質、野菜のすべてが入っているので1品でも栄養バランスをとりやすいのが嬉しいところ。調理器具も少なく、盛り付けもワンプレートで対応可能で後片付けが楽なのは、ワ―ママにとってかなり嬉しいポイントではないでしょうか。

アレンジ自在でフードロス回避!

今回市販のカット済み野菜を活用したレシピをご紹介しましたが、冷蔵庫の余り食材を比較的自由にアレンジできるのがお好み焼きの魅力の一つ。使い切れない食材を日ごろから少しずつ刻んで冷凍保存しておけば、お好み焼きの具材として混ぜ込むことができます。

また、ホットプレートがご家庭にあれば、焼きながら食べることができるのも最大の魅力。家族を待たせることなく、楽しくお手伝いしてもらいながら出来立てを食べられるのは嬉しいですよね。