公認スポーツ栄養士・3児のママの馬明(まみょう)真梨子です。白菜の美味しい季節ですね。皆さんのご家庭では、どんな白菜料理が人気ですか? 我が家では白菜といえば蒸し料理です。蒸し料理は調理工程がとっても少なく蒸している間、別のこともできるので疲れた日や他に同時調理の時などにもおすすめです。
また白菜は外側の葉から使いがちですが、実は内葉から使ったほうがうま味や栄養価も逃しません!

洋風にアレンジ!白菜と豚肉のチーズ蒸しのレシピ

白菜の蒸し料理と言えば、白菜と豚肉のミルフィーユ蒸しが定番ではないでしょうか。今回のレシピはチーズを使って洋風にアレンジしました。また豚肉の下味にハーブソルトを使うことでより洋風になりますのでぜひお試しください。

【材料】(4人分)
豚肉 400g
塩またはハーブソルト 少々
コショウ 少々
白菜 1/4株
ピーマン 4個
とろけるチーズ(ピザ用) 適量(お好みで、スライスチーズ可)
しょうゆ 大さじ1/2

【作り方】
1.豚肉に塩またはハーブソルト、コショウで下味をつける。
2.白菜をざく切りに、ピーマンは縦に1/4に切る。
3.鍋に豚肉・ピーマン・白菜の順に入れ火にかける。

4.鍋に蓋をし、白菜とピーマンがしんなりするまで蒸し煮する。

5.白菜が隠れるくらいチーズを入れて蓋をしめ、チーズが溶けたらしょうゆを回し入れ、香りがたてば完成。

食材を切って鍋に入れるだけ!調理工程が少ないので時短に

このレシピは調理工程が少なく、白菜は蒸し料理でも火が通りやすいことが時短につながります。今回、フライパンを使って調理をしました。たくさんの白菜が入り、蒸し時間が短時間で済む鍋が、我が家ではフライパンでした。

食材の量によっては鍋の方が早い場合もあります。無水鍋をお持ちの場合は、食材のうま味も栄養価も損失が少なく、特に蒸し物は食材に含まれた水分のみで短時間で調理できるのでおすすめです。

さらに、今回ピーマンを彩りに使用しましたが、もやしや小松菜など火の通りが早く包丁いらずの食材を使うことも時短のポイントです。

白菜の栄養素をキープする切り方のコツ

白菜はビタミンCが豊富です。ストレスや疲労で消耗が多くなる栄養素なので、夕食では意識して摂りたいです。また水溶性ビタミンなので、水に溶けて流出しやすい栄養素です。

今回のレシピでは、白菜を「ざく切り」にしていますが、食材カットの数を減らし切り口からのビタミンC損失を抑えるためでもあります。また蒸し料理ですが、白菜からの水分も出てくるので食べきるようにしましょう!

さらに白菜は1度で使いきれない量を購入することが多いと思います。その際は白菜の葉を内側から使うようにしましょう!

白菜は収穫されてからも外側の葉から中心部にある生長点に養分を送り続けています。中心部から食べれば、外側の葉も養分を蓄えたまま最後の1枚まで美味しさと栄養を逃すことなく頂くことができます。