明治は、乳児用液体ミルク「明治ほほえみ らくらくミルク」に哺乳瓶用乳首が取り付けられる専用アタッチメントを開発した。20年春から発売する、「同6缶セット(専用アタッチメント付き)」(税別1290円)に同封し、ドラッグストアやベビー専門店などを中心に、全国全経路で提供をスタートさせる。災害時など授乳が難しい環境下でも乳児に安全なミルクを与えられるよう、社会課題の解決への貢献を目指している。

専用アタッチメントは、日本国内の哺乳瓶シェア約75%(2015年度)を占めるピジョンが製造する「母乳実感」ブランド専用設計。すでに使用している哺乳瓶用乳首に取り受け、「明治ほほえみ らくらくミルク」の缶上部にセットすることで、哺乳瓶に移し替えることなくそのまま授乳ができる。専用アタッチメントは「6缶セット」に付けての販売開始となるが、その他の提供方法についても検討する。

「明治ほほえみ らくらくミルク」は今年3月に発売。粉ミルクと同様の成分で、調乳の必要がなく、容器開封後すぐ飲ませられる利便性や、スチール缶の耐久性などによる災害時の備えなど、発売以来幅広い使用シーンで好評を博している。

賞味期限も1年間と長く、スーパーマーケット、駅構内のコンビニエンスストア、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアなど、取り扱いチャネルも拡大している。

◇日本食糧新聞の2019年12月4日号の記事を転載しました。