北海道は広大な牧場を多く持ち、牛乳やチーズなどの乳製品の生産が盛んな場所としても知られています。特にチーズはさまざまな種類が作られていますが、中でも注目されているのが、もともとはイタリアのチーズとして有名な「カチョカヴァロ」。北海道の牛乳から作られる、クリーミーでおいしいカチョカヴァロを、今回は夏野菜と一緒にトマトリゾットにしました。余ったごはんを活用できるので、忙しい日のご飯はこれで決まりです!

クリーミーで濃厚なカチョカヴァロ

北海道の数あるチーズの中でも、特に人気を博しているカチョカヴァロ。もともと、南イタリアで作られている牛乳をたっぷりと使ったチーズのことを指し、馬の鞍にぶら下がった袋に似ていることから、カチョ(馬)カヴァロ(チーズ)と名付けられたといわれています。

牛乳が主材料となるからこそ、新鮮な牛乳が生産される北海道で作ることで、滑らかでおいしいカチョカヴァロが出来上がり、一躍大人気の商品に。全国的に有名な花畑牧場で販売されたことを発端に、知名度が一気に高まりました。

フライパンでちゃちゃっとできる、とろーりおいしいリゾットです

クリーミーで濃厚なカチョカヴァロは、リゾットにもぴったり。トマトソースで簡単にできる、野菜たっぷりのリゾットの作り方を見ていきましょう!

【材料】(2人分)
米 お茶碗1杯分(冷凍ご飯でもOK!)
玉ねぎ 1/2個
パプリカ 1/4個
ズッキーニ 1/3個
トウモロコシ 1本
しめじ 30g
カチョカヴァロ 150g
パセリ お好み
トマトホール缶 1個
コンソメキューブ 1個(5g)
トマトケチャップ 大さじ2
塩胡椒 少々
サラダ油 適量

【作り方】
1.野菜はすべてひと口サイズにカットする。

2.フライパンを火にかけ、カチョカヴァロを軽く焼き目が付くまで焼き、取り出す。

3.フライパンに油を引いて再度火にかけ、(1)の野菜を炒める。

4.トマト缶と同量の水、コンソメ、トマトケチャップを加えて煮立てる。

5.ご飯を加えて混ぜ合わせ、さらに煮込む。

6.(2)のチーズを加えて混ぜ合わせる。塩胡椒で味を調える。

今回はご飯一杯分の量で2人分を作ってみました。野菜がたっぷりなので、これだけでもボリューム満点!栄養バランスが良く、夏バテ対策にもぴったりの献立です。

パセリで彩りを加えると、見た目も華やかに

日本で最初にチーズ工場ができたのは北海道!カチョカヴァロも生産される早来町とは?

北海道はカチョカヴァロをはじめとしたバリエーション豊かなチーズが多く生産されています。その人気は全国的に高くあり、道外で北海道のチーズだけを集めたイベントが開かれたり、都内に北海道チーズの販売店が出店されたりするほどです。

しかし、人気があるだけではなく、北海道のチーズには意外な歴史があります。じつは北海道の早来町(はやきたちょう)は、日本で最初にチーズ工場が作られた場所なのだそう。現在も早来町では質の高いチーズが生産され続けており、カチョカヴァロももちろん作られています。日本のおいしいチーズたちの原点は、北海道にあるのかもしれませんね。

参考サイト:
イタリア職人が作るカチョカヴァロ ファットリア ビオ 北海道

北海道では種類豊富なチーズが販売されています

現在カチョカヴァロは早来町以外にも、十勝の花畑牧場や札幌市など、さまざまな場所で作られています。北海道に行った際はぜひ探してみてくださいね。

今回作ったリゾットは野菜もたっぷり、たくさんの栄養を摂ることもできます。余ったごはんや野菜を有効活用したいときにもおすすめ。好きな野菜を入れてアレンジするのも良いのではないでしょうか。