栄養改善普及会では、当会で作成したレシピを使った「食品と栄養の移動教室」という事業を春と秋の二期に開催をしています。今回春のコースでは、アマニ油の特性を学びつつ、簡単レシピで調理実習も行いました。
アマニ油小さじ1杯で、一日分のオメガ3(α-リノレン酸)が摂取できるという特長があり、最近注目の油です。アマニ油はくせもなく、ヨーグルトにかけたり、味噌汁や飲料に入れても味を邪魔しないので、普段から摂りやすい油であることがわかりました。参加者からは、このような商品を知らなかった、今回参加して良かったという意見が多数聞かれました。

ゴマ白玉にアマニ油を使いました

上段中央が「アマニ油ゴマ白玉」

【材料】(4人分)
白玉粉 100g
砂糖 大さじ2
水 100ml

A すりごま(黒) 大さじ4
A 砂糖 大さじ1
A お湯 小さじ1
A 日清アマニ油 大さじ1

【作り方】

  1. 白玉粉と砂糖をボウルに入れて水を少しずつ加え混ぜ、耳たぶくらいのやわらかさに混ぜる。
  2. (1)を梅干し大に丸め、熱湯に落とし、浮いてくるまで3~4分ゆでて、冷水にとる。
  3. Aの砂糖をお湯で溶かしてから材料を混ぜ合わせ、ごまあんを作る。
  4. 水気をきった(2)を器に盛り、(3)をかける。

★アマニ油とすりごまの組み合わせは、ドレッシングにも使えます。今回のごまあんは、そのまま食べてもとてもおいしかったです! ゆでた野菜と混ぜて、味を調えれば、ごま和えにも使えます。

みなさん真剣に取り組まれていました

油は一度では使いきれないので、正しく保存して早めに使い切りましょう

今回はアマニ油のほかに、吸油率を抑制した食用油、フェットチーネ(パスタですが、即席めんのような見た目でした)、箱から取り出し、袋のままレンジで約1分温めるだけのミートソースを使用しました。ひとつひとつの製品の特長をわかりやすく、講師が説明してくれました。

・揚げ物をしたときの吸油率を抑制できるのでカロリーを気にする人によい。
・フェットチーネは、今まで見たことのない新しいもので、少ない水でゆでられて調理時間もカットできて、とても便利。
・レンジで調理ができるパスタソースは、湯せんするお湯を沸かす手間もなく、暑い時期でも調理の負担が減る。

また、油の保存法については、今回のアマニ油のように、密閉ボトルに入ったものも従来のタイプのものもありますが、油はすべて「冷蔵庫には入れない」ということを学びました。

テレビでいろいろやっていますが、テレビでは得られない正しい情報を知ることができてよかったと感じました。

湿気の多い梅雨に、お酢を使ったサッパリ簡単レシピ「揚げ浸し」

【材料】
鶏もも肉 200g程度(酒、しょうゆ、しょうがをもみ込んでおく)
お好みの野菜 400g程度
油、片栗粉 適量

A 市販のめんつゆ 400ml
A みりん 大さじ2
A 酢 大さじ2※お好みで調節

【作り方】

  1. Aの材料を合わせておく。
  2. 鶏肉は一口大に切り、調味料をもみ込んでおく。
  3. 野菜を素揚げし、油をよくきって温かいうちに(1)に浸す。鶏肉は片栗粉をまぶし、揚げ、野菜と同様に(1)に浸す。