こんにちは!元保育士の幼児食インストラクター、山口礼です。今回は3歳の「食べない」を解決するとっておきのアイデアレシピを2つご紹介します!
遊び食べ、ポロポロこぼす、ごはんを食べないでお菓子ばかり食べちゃうなど、3歳のごはんの悩みは尽きませんよね。3歳児のごはんに悪戦苦闘しているママさんに、ぜひお試しいただきたいレシピです!

もうイライラしない!わが子がハマったごはん

子どもがごはんを食べないというのは、多くのママが行き詰まりがちなお悩みですよね。もちろん、うちもそうです! ごはんの時間なのに食べないで「お菓子がいい!」と言われ、やっとごはんを食べ始めたと思えば、すぐ飽きて遊ぶ…というのを繰り返す毎日です。

でも、どうにか工夫する中で「これは子どもが気に入った!」と思えたレシピ2つをご紹介します!

お餅入り洋風炊き込み ポロポロしなくて食べやすい!

3歳の食卓…「食べない」と同時にある悩みが、「ごはんをポロポロこぼす」こと。散らかるごはん粒に疲れてしまう時ってありますよね。

そこでおすすめしたいのが、ポロポロしにくくアレンジした炊き込みごはんです。ポイントは、切り餅を入れること! 餅米を入れたみたいに、ごはんがまとまるので、子どももこぼしにくいですよ。

切り餅は個包装なので、冷蔵保存もしやすいですし、冷凍もできます。お正月でなくても、常備していると便利ですよ!

ポロポロしにくいので食べやすく、子どもの食べたい気持ちを後押ししてくれます。おにぎりにお顔を付けてかわいくすると、子どもも喜んで食べてくれました! それでは、レシピです。

【材料】(3人分)
米 2合
ミックスベジタブル 大さじ4
ウインナー 4本
コンソメキューブ 1個
塩 小さじ1/2
コショウ 少々(お好みで)
切り餅 1個
バター(仕上げ用) 大さじ1

【作り方】
1.米を洗う。ウインナーは1cm幅くらいの輪切りにする。切り餅は1cm四方くらいに小さく切る。

2.炊飯器に米と水(分量外)を目盛りまで入れ、ミックスベジタブル、ウインナー、コンソメ、塩、コショウ、切り餅を入れて、炊飯スイッチオン!

切り餅はごはんに馴染むように、全体に散らしましょう。

3.炊きあがったら全体を混ぜ返して、バターを入れる。

バターを馴染ませながら混ぜて完成。

簡単におにぎりにアレンジ!

炊き込みご飯やバターを溶かしたごはんは、油分でまとまりにくくなってしまいます。でも、このレシピなら切り餅効果でおにぎり作りもストレスフリーでできますよ!

ごはんをラップで包んで丸めたら、お皿の上に出して、海苔などで飾ってもかわいいですね!のりは爪楊枝の先を水で濡らしたものを使うと付けやすいです。

少しお顔っぽくするだけで、子どもは目をキラキラさせて喜んでくれました(笑)海苔を出して切って…というのは少し手間ですが、それだけで子どものごはんの進みが良くなるなら、イライラが減っていいなと思います!

水餃子 簡単な包み方で子どもと作れる!

次にご紹介するのは、3歳児もできる簡単な包み方の水餃子をご紹介します! 水餃子なので、簡単な包み方でも皮が剥がれにくくて、子ども向きです。一緒に作った餃子なら、子どももパクパク食べてくれますよ。お手伝いしたいお年頃の3歳児にぴったりです!

【材料】(3人分)
豚ひき肉 200g
白菜の葉 3~4枚
きゅうり 1本
塩(きゅうり塩もみ用) 小さじ1/2
☆しょうゆ 大さじ1
☆酒 大さじ1
☆味噌 小さじ2
☆塩 2つまみ
☆片栗粉 小さじ1
餃子の皮 30枚

【餃子のたねの作り方】
1.白菜は1cm幅くらいの細かいざく切りにする。(1)の白菜を耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で3分加熱する。

冷めたら水気を絞る。

2.きゅうりは千切りにして塩を振り、水が出たら絞る。

3.ポリ袋に豚ひき肉、(1)、(2)、☆を入れて袋の上から揉む。

※失敗しないポイント
深めのお皿に、餃子のたねが入ったポリ袋のふちを引っかけて袋の口を開くと、お子さんでも作業しやすいです(下記の画像のように)。

【3歳児もできる簡単な餃子の包み方】

1.餃子の皮の中央に餃子のたねをのせます。皮のふちを水で濡らします。

2.パタンと半分に折るだけです! ふちはピタッとくっつけましょう。子どもでも楽々できました!


多少おもしろい形になってもOK(笑)! 子どもと楽しく作ること優先で楽しみましょう。

【ゆで方】

1.鍋にお湯を沸かし、餃子を入れてゆでる。餃子が浮かんできて中まで火が通ったら、取り出して水気を切って完成。

あまり大量に餃子を入れ過ぎずに、鍋の大きさに合わせて何回かに分けて入れてくださいね。餃子がお湯の中で泳げるくらいがいいです。

ポン酢やお好みのタレで食べてくださいね。味付きなので、そのまま食べてもOKです。きゅうりの食感がアクセントになって、おいしいですよ。カセットコンロを食卓に置いて、目の前でゆでて水餃子パーティーにするのも楽しいですね! ゆでたてはアツアツなので、気をつけてください。

ごはんのハードルは低く!楽しい食卓を

3歳児のごはんを食べない悩みは、なかなか一朝一夕にはいかないものだと思います。自治体の子ども栄養教室に参加した時に、医師が「子どもは食べムラがあって当たり前。朝食べない時も、夜はたくさん食べればOK。1日単位で大らかに考えて大丈夫」とおっしゃっていて救われました。

あまり完璧主義にならず、食べてくれたらラッキーくらいの気持ちも必要かもしれません。まずは、「子どもと楽しくごはんを」の気持ちを大事にしたいものですね!