家庭料理とパン教室講師、Delice Kitchen 山本ゆりこです。じめっとした梅雨の気候が続くと食欲も落ちて体調を崩してしまいます。そんな時に食卓に並ぶ一品に、さっぱりとした「マリネ」はいかがでしょうか。
お酢、果実、穀物酢などのビネガーと、オイルの相性はバッチリ。フルーツ、お野菜、キノコ、お魚やお肉などのとりたい食材を、果汁・お酢や果実酢などでバリーエーションをつけて飽きずに毎日一皿食卓に出して家族の健康を守りましょう。日持ちするので、ぜひ作り置きにもご活用ください。

ブドウの果実酢マリネ 3つの材料をさっと和えるだけ!

スーパーの店頭に皮付きブドウがならぶ季節になりました。ブドウはワインの原材料であることから料理に幅広く使える万能食材です。この簡単マリネは、お肉の付け合せやヨーグルトにかけるなどおしゃれに可愛く使い回せますし、お弁当の隙間埋めにももってこいの一品です。早速、作り方を見てみましょう。

【材料】(4人分)
皮付きブドウ 1房
はちみつ 小さじ1
果実酢(リンゴ酢・バルサミコ酢など) 小さじ1

【作り方】

  1. ボウルにはちみつと果実酢を混ぜ合わせる。
  2. 半分にカットしたブドウ(省略可)を(1)に入れ、軽く混ぜる。
  3. お皿に盛り付け完成。

キノコマリネ 家族からリピート続出まちがいなし!

マリネと言ったらキノコ!デパ地下に行ったら必ず置いてありますし、レストランの箸休めや付け合せにも必ずといっていいほど登場するこの料理。SNS上でもきのこのマリネのレシピはたくさんありますね。

ご自分で作られた時に、味がぼやけたり食感が足りなかったりと少し物足りなさを経験したことはありませんか? 今回はそんなお悩みを解消できるコツをレシピの中でお伝えします。では、作り方を見てみましょう。

【材料】(4人分)
きのこ数種類(エリンギ・しめじ・えのきなど) 3袋まで
おろしにんにく 1/2かけ
お酢 大さじ2
きび砂糖 小さじ1
オリーブオイル 小さじ1強

【作り方】
1.フライパンにオリーブオイルを適量(分量外)入れて加熱し、フライパンがあたたまってきたら食べやすい大きさにちぎったキノコを入れる。

※キノコは包丁を使わず手でちぎることで風味が残ります。時間があったらしめじも手で割くと風味豊かな仕上がりになります。

※表面が焼けるまで触らず、焦げ目がついたらひっくり返します。

2.ボウルにおろしにんにく、お酢、きび砂糖を入れ、よく混ぜる。
3.さらにボウルにグリルしたキノコを入れ、軽く和える。
4.お皿に盛り付け完成。

かぼちゃとたまねぎの牛肉マリネ グリルかぼちゃとマリネ液で栄養満点!

仕事から帰って何も作る元気がない時に常備してあると安心できる作り置きレシピです。

牛肉が入っているので満足感があり家族も喜んでくれます。いつものように残っている野菜で作ってくださいと言いたいところですが、あえて今回はお野菜を指定させていただきました。

この3つの食材の香ばしさと香り、マリネ液との相性や見栄えなどのバランスがベストなので是非一度作ってみてください。それでは、レシピを見てみましょう。

【材料】(4人分)
牛こま肉 150g~
かぼちゃ 1/4個
玉ねぎ 1個

<マリネ液>
レモン汁 大さじ2
きび砂糖 大さじ1
塩 小さじ1
醤油 小さじ1
オリーブオイル 大さじ2

【作り方】

  1. 玉ねぎ、牛こま肉、かぼちゃをそれぞれフライパンで焼く。
    ※それぞれ炒めても一度に炒めてもご自分の作りやすい方法で構いません。
  2. ボウルにオリーブオイル以外の(マリネ液)を入れよく混ぜ、さらに少しずつ垂らすようにオリーブオイルを入れて混ぜる。
  3. ボウルに(1)を入れ、軽く和える。

和えたらそのまま食卓に出せる!

いかがでしたか?マリネは冷蔵室で休ませる必要があるレシピが多いですが、今回は味馴染みの良い食材を使ったり、グリルする一手間を加えたりするレシピをご紹介しました。和えたらそのまま食卓に出せるのが魅力です。

連日同じレシピは飽きてしまうので、日持ちするレシピだからこそ1日から2日あけて食卓に出すとお母様の負担もなくなると思います。皆様のお力になれるレシピになると嬉しいです。