日本にイチゴを伝えたオランダには、イチゴをさらに甘くする食べ方があります
梅雨入り宣言がされて、6月はうっとうしい時期を迎える日本ですが 初夏のこの時期に、オランダではイチゴの季節を迎えます。日本だと、春先とクリスマスシーズンによく見かけますよね。日本でイチゴと呼ばれているのは、オランダイチゴという種類のもので、名前の通りオランダからの舶来品です。
江戸時代に日本へ渡った「オランダイチゴ」
私達が現在日本で食べているイチゴは、江戸時代にオランダから輸入されました。そのため、オランダイチゴと名前が付けられ、野イチゴとの差別化をしたようです。このオランダイチゴも18世紀に北米産のバージニアイチゴと南米チリ産のチリイチゴを交配してできたもの。記録によると、赤いイチゴが血の色を連想されるため、当時は観賞用のみで食用としてはあまり広まらなかったとか。何とももったいない話ですよね。
そしてこのイチゴ、オランダから来ているので 当然鎖国時代の出島では食べられていたようで、シーボルト氏の日本人妻お滝さんが亡くなられる前に「オランダイチゴが食べたか。。」とおっしゃられたとか。当時、庶民の口には簡単に手に入らなかったものだけに、衝撃的な発言だったのではないでしょうか?ちなみにこのイチゴが日本で本格的に栽培され始めたのは、1872年からのようですね。
オランダっぽい食べ方は
さてオランダからやってきたイチゴ。日本ではスウィーツやデザートとして人気が高いですよね。では発祥の地オランダでは、どのようにして食されているのでしょうか?というほどでもなく、食べ方は日本とほぼ同じですね。
デザートとしてヨーグルトに入れたり、そのまま食べたり またケーキ類の飾りや原材料などとして食べられます。オランダっぽい食べ方としては、beshuitとよばれる厚切りラスクにのせて、朝食として頂く場合が多いようです。
でもこの食べ方、日本ではちょっと難しいので今回は、ちょっと変わった(?)食べ方をご紹介。実はこの食べ方、イタリアに住む友人から教わったのですが、酸味の強いイチゴや味の薄いイチゴには最適の食べ方です。
イチゴをさらに甘くする食べ方
<材料>
イチゴ 適量
砂糖 適量
レモン汁 適量
<作り方>
1:イチゴを洗い、水分を拭き取ってヘタを取る。
2:ヘタを取ったイチゴに砂糖とレモン汁を振りかけて、一晩冷蔵庫におく。
3:一晩寝かせたイチゴから、沢山果汁がでるので取り分けておく。
こうして一晩寝かせたイチゴは、甘みが増しているのでそのまま頂いてもおいしいですし、またヨーグルトなどに混ぜて頂いてもおいしいですよ。取り分けた果汁は、シロップにしたりそのまま飲むのもおすすめです。
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