大阪在住、ワーキングママ管理栄養士のまっちーです。苦味のあるほうれんそうを嫌いな子どもは多いですよね。ほうれんそうには鉄分やビタミンC、カルシウムが豊富に含まれているので栄養価が高く、子どもに食べてほしい食材の一つです。子どもが好きなコーンやチーズ、ひき肉を使って、ほうれんそうが嫌いな子どもでも食べることができるレシピを3つご紹介します。

ほうれんそうとコーンのグラタン

グラタンは子どもが好きなメニューであり、クリーミーなホワイトソースと一緒に食べると、ほうれんそうが苦手な子どもも食べることができるようになります。自然な甘さがおいしいコーンも入れて、食べやすくしましょう。

【材料】(2人分)
ほうれんそう 1束
コーン缶 1缶
オリーブオイル 小さじ1
牛乳 300ml
薄力粉 大さじ1
塩コショウ 少々
とろけるチーズ 50g

【作り方】
1.ほうれんそうをざく切りする。

2.フライパンにオリーブオイルを入れてほうれんそう、コーンを炒め、薄力粉をまぶして粉っぽさがなくなるまで炒める。

3.牛乳を少しずつ入れながら伸ばし、塩コショウで味付けしてとろみがつくまで加熱する。

4.耐熱容器に入れ、とろけるチーズをかける。

電子レンジのオーブン機能200度で10分焼く。

ほうれんそうとひき肉の重ね焼き餃子

餃子のキャベツの代わりにほうれんそうを使い、子どもに人気の餃子を作ります。包まずに餃子の皮とほうれんそうを使ったタネを重ねて焼くことで、簡単に仕上げる時短レシピです。ほうれんそうもひき肉と混ぜて焼くと喜んで食べてくれますよ!

【材料】(2人分)
ほうれんそう 1束
玉ねぎ 1/2個
合挽き肉 100g
餃子の皮 10枚
すりおろしにんにく 小さじ1
すりおろし生姜 小さじ1
ごま油 小さじ1/2
濃口醤油 大さじ1

【作り方】
1. ほうれんそうをざく切りする。

2. フライパンにごま油、すりおろしにんにく、すりおろし生姜を入れて加熱し、合挽き肉、玉ねぎを炒める。

3. 玉ねぎがしんなりしてきたらほうれんそうを加え、濃口醤油で味付けする。

4. 耐熱容器に餃子の皮→(3)→餃子の皮→(3)→餃子の皮の順番で並べる。

電子レンジのオーブン機能200度で10分焼く。

ほうれんそうとツナのチーズ春巻き

ほうれんそうを子どもが好きなツナとチーズと一緒に調理するレシピです。ほうれんそうとツナとチーズで作った具材を、春巻きの皮で巻いてパリッと香ばしく焼いたものは、おかずにもおやつにも! 揚げる前の春巻きを冷凍保存しておくと、いつでも使えて便利ですよ。

【材料】(2人分)
ほうれんそう 1束
ツナ缶 1缶
とろけるチーズ 50g
濃口醤油 大さじ1
砂糖 小さじ2
ごま油 小さじ1(具材を炒める用)
ごま油 大さじ3(春巻きを焼く用)
小麦粉 小さじ2
水 小さじ3
春巻きの皮 6枚

【作り方】
1.ほうれんそうはざく切りにしてフライパンにごま油を入れて炒め、ツナ缶を入れて濃口醤油、砂糖で味付けする。

2.小麦粉と水を混ぜて春巻きの皮をつける「のり」を作る。

3.春巻きの皮を広げ、(2)ととろけるチーズをのせて包む。

4.フライパンにごま油を入れ、春巻きを焼く。

ほうれんそうの栄養について

ほうれんそうは栄養豊富な野菜のひとつで、ぜひ子どもに食べさせたい食材です。では、どのような栄養が含まれているのでしょうか。

<カロテン>
粘膜や皮膚の健康維持に効果のある成分です。視力の維持にも役立ちます。

<ビタミンC>
免疫力を高める効果があり、風邪の予防に役立ちます。身体の老化を防ぐ抗酸化作用もあるため肌を綺麗に保ったり、血管の老化を防いで血液をサラサラにする効果があります。

<鉄分>
血液の赤血球を造る働きのある鉄分が豊富に含まれているため、貧血を防止します。

<マンガン>
マンガンは骨の形成を助けるため、骨粗鬆症予防に効果のある栄養素です。

子どもに人気のメニューで苦手なほうれんそうを克服!

ほうれんそうは独特の苦みがあるので、苦手な子もいるものです。でも、グラタンや餃子、春巻きにしてしまうと、意外と喜んで食べてくれます。ぜひほうれんそうの克服レシピを試してみてはいかがでしょうか。